【7/23,7/28】フリースクール昼TRY部京都校の保護者説明会&教室体験会のお知らせ

こんにちは、NPO法人D.Liveです。
タイトルの通り、7月23日(木)と7月28日(火)にフリースクール昼TRY部京都校の保護者説明会と教室体験会を開催します。
もう、ずっと前からフリースクールの数を増やしたいと思っていました。
滋賀県の大津市でフリースクール昼TRY部を始めて3年。滋賀県外からのお家からお問い合わせをいただくたびに、学校の代わりになる居場所がこんなにも少ないのかと、社会資源のなさに愕然としていました。
学校は行けないけれど本当は友だちと話したい。
勉強だってちょっと気になっている。
自分の気持ちを安心して話せる場所が欲しい。
休校明けでしんどくなってきた。
今まで行けてたはずの学校になぜか行けなくなってしまった。
そんな気持ちにできるだけ応えられるようにするために、フリースクールを増やすことは私たちD.Liveにとって当然の選択でした。特に、休校が明けてから学校に通うことがしんどくなってきたという声が増えてきています。ですから、今回このように京都校をスタートできることは本当に嬉しく思っています。
●フリースクール昼TRY部に通う子ども達の成長
これまで昼TRY部では、小学5年生から高校3年生を対象に40名以上の子ども達を関わってきました。フリースクールで一緒にすごす中で、たくさんの成長や変化がありました。
昼夜逆転が当たり前だった子は乱れていた生活リズムが戻りました。
人間関係のトラブルで学校に行けなかった子は、自分のペースで学校に通えるようになりました。
他にも、やりたいことが見つかったり、勉強に少しずつ手をつけるようになったりするなど、子ども達それぞれに成長や変化がありました。
けれど、私たちは子どもを学校に戻るように促すことはありません。学校に復帰することが不登校の解決とは考えていないからです。例えば、友だちとトラブルがあって学校に行けなくなった子どもがいたとして、その子と友だちが別のクラスになったら学校に戻れるでしょうか。
もちろん戻れる場合もあります。
でも100%戻れるわけではありません。思春期の子ども達は周りからどう見られるかをとても気にする時期です。今まで休んでいた自分が久しぶりに学校に行ったら変に思われるかな。友だちの友だちは私のことアレコレ言ってるんじゃないかな。勉強についていけるのかな。朝起きれるかな。などなど。
行けなくなった当時のきっかけとはまた違った別の課題や心配事が浮かんで、学校に気が向かないことも度々あります。実は言葉にならない不安ごとや学校への気持ちが前々からあって、トラブルがきっかけに今まで溜まっていたものが吹き出した、なんてこともあります。『不登校 母親にできること』という本でも不登校のきっかけよりも背景へのアプローチを訴えています。
ですから本当の意味での解決や、これまでの元気を取り戻すためには、「もうフリースクールに来て半年くらい経つし、そろそろ学校行ってみたら?」なんて言葉掛けは効果がありません。肉体的な疲労は休めば回復しますけれど、このような回復の仕方は、不登校やその奥にある悩みには当てはまりません。
勉強や進路、学校が気にならないわけではないんです。私たちスタッフだって気にしています。折を見て勉強もしますし、進路の話もしています。「久しぶりに学校に行った」なんて話を聞いたら、「どう?どう?」と聞くこともあります。
けれど、大人の不安を被せるような形で勉強や進路の話はしません。もっと奥にある子どもの困り感に寄りそうために、私たちスタッフがなによりも大事にしているのは『居場所と出番』です。
●フリースクール昼TRY部の取り組み
フリースクール昼TRY部では、不登校や別室登校の子ども達に居場所と出番をつくることを大切にしています。
まずは教室のスタッフや子ども達と良好な関係をつくり、馴染んできたら子どもの関心に合わせて。活躍できそうな機会をつくっています。関係づくりのために、昼TRY部ではボードゲームをよく使っています。
(長く人気のボードゲーム『カタン』をしているときの写真です。)
この写真は生徒が企画したクリスマスパーティーの様子です。パーティーの中身は生徒たちと一緒に話し合って決めました。
これはマインクラフト大会の写真です。『マインクラフト』というゲームで建物をつくって、みんなで品評会をしました。家でヒマしてた子どもが、大会が決まったらお家で黙々と品評会に向けてマインクラフトをしていたそうです。
外遊びでの写真です。この写真、実は生徒が撮ったんです。写真付きの生徒がいたので、スタッフの一眼レフを渡して撮影してもらいました。
遊んでばかりではなく、勉強もします。中3の生徒に向けて、面接練習や志望理由書を一緒に書いたりもしました。
●通っている生徒の声 (「昼TRY部って、どんなところ?」と何名かの生徒に聞いた答えです)
—ここは安心して通えます。
—面白い大人が多い!
—ホッとするところ。
—週1回、笑える場所!
●保護者さんの声
—小学生6年頃から起きれなくなり、中学に入り、学校に行こうとすると、呼吸が苦しくなったりして、学校に行かない選択をしました。心を閉ざし、学校に行けない自分に罪悪感を感じていた娘に、家庭以外の居場所を作ってあげたくて、トライ部に入りました。
トライ部に決めた理由は、田中さんや得津さんが子供たちに対してフラットに接して下さるから。安心出来る場に感じたからです。トライ部に通うようになり、少しずつ元気をとりもどしていき、他の事にもチャレンジしたいという気持ちが湧いてくるようになりました。
何より、心からの笑顔が見れるようになった事が親としては嬉しいです。今年からは通信制の高校に行き、自分の夢を叶えようとしています。こんな風に元気を取り戻せたのも、トライ部で親や家庭だけでは出来ない事をサポートしてもらえたお陰と大変感謝しています。
—小学校の校長先生が、ここなら雰囲気が合うんじゃないかと勧めてくださったのが、D.Liveでした。私は、昼TRY部の魅力はスタッフだと思います。田中さんのセンスとアイデア、クリエイティビティ、行動力は既存の枠を超えていて、とびきり素敵ですし、得津さんの誠実さ、優しさ、教育への情熱と元教師経験による確かさが絶妙にマッチしていると思います。
不登校が長くなり、外部との関わりがほとんどなく、孤独な状況の中で、得津さんが息子の小さな変化を見つけてほめてくださったことは本当にうれしかったです。しかもその変化に感動したと純粋な気持ちで言ってくださることに、こちらも感動しました。昼TRY部は、子ども一人ひとりの反応やお友達との関係性にも細かく気を配ってくださる素敵なところで、徐々に息子の居場所となりつつあります。
この説明会と体験会では、これまでの昼TRY部の良さを少しでも感じてもらえるよう企画しています。
保護者さんだけのご参加も可能ですので、ぜひご参加ください!
●フリースクール昼TRY部京都校の保護者説明会&教室体験会について
・日時:
一回目 7月23日(木)13:30 – 15:30
二回目 7月28日(火)10:00 – 12:00
同じ時間に場所を分けて、説明会と体験会を実施します。両日の参加も可能です。(両日とも参加する際の、2日目の参加の仕方については、1日目のお子さんの反応なども含めて個別にご相談させてください。)
・8月からの昼TRY部京都校について:
8月からは毎週火曜日の10時〜13時におこなう予定です。オープンする日にちや時間帯が増えるほど、子どもも参加しやすくなるのは重々承知しておりますが、まずは週1回のペースから始めていきます。
・対象:小学5年生から高校3年生までの親子。保護者さんが説明会だけ参加することも可能です。ただ、お子さんだけが体験会に来るのはご遠慮ください。(両日参加のうち、2日目については応相談。)
・定員:8組
・プログラム:
説明会は、D.Liveや昼TRY部スタッフのご紹介。これまでの子どもの成長や昼TRY部での過ごし方についてのご案内。お月謝や日時など概要のご説明、プチおしゃべり会などを予定しております。
体験会は、お子さんにむけた昼TRY部の説明と自己紹介。その後にボードゲームや簡単なアクティビティを予定しております。
初めての場所に参加することの不安もあるかと思いますが、参加した子ども達が楽しかったと言える時間をご用意しております。
・持ち物など:新型コロナウイルス感染防止のために、マスクの着用、手拭きタオルの持参、事前の検温をお願いします。暑い時期ですし水筒も持たせてください。
・参加費:無料です。
・会場:学び舎傍楽(はたらく) 学び舎傍楽のHPはこちら
・アクセス:〒604-8245 京都市中京区六角油小路町345-2
※専用の駐輪場や駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。写真は会場の外観です。京町家の落ち着いた雰囲気が素敵な会場です。8月からもこちらで週1回、フリースクールをします。
・お申し込み:下記のフォームからお申し込みください。折り返しこちらからご連絡いたします。
フォームでの送信がうまくいかない方は、info@dlive.jp までご連絡ください。
件名を「フリースクール京都校説明会&体験会」。
本文に以下の項目を記入してください。
・お名前
・お子さんのお名前
・ご住所
・お子さんの学校名と学年
・緊急連絡先
・メールアドレス
・参加希望日 (7/23、7/28、両日)
・参加について (保護者のみ、親子で)
・その他、ご質問やご希望などあれば
※こちらからのお返事が届かないケースが増えております。迷惑メール対策をされている方は特に、info@dlive.jp のメールが届くよう設定をお願いいたします。
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