D.Liveのような活動が広がって学校以外の場所で学ぶことも普通に選べる社会になってほしい。 D.Liveサポーターの声 #4

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■藤澤 彰祐(ショーユー)さん 八日市冒険遊び場のプレーワーカーであり、子育て支援ひろばのスタッフやブラジル人学校の日本語講師という顔も持つ。仲間たちと「寺子屋のんびりんぐ」や「こども基地 いと」を立ち上げるなど、子どもと地域が大好き。本職はお坊さん。

 

今日はよろしくお願いします。まずは、藤澤さんがD.Liveと出会ったきっかけを教えてください。

直接のきっかけは、そちらでボランティアをされている沢田さんに、「ぜひD.Liveと会ってほしい」と言われたことだったと思います。そのあと、去年の秋くらいに沢田さんにD.Liveのみなさんと会う機会をセッティングしてもらいました。

 

それまでは知り合いがD.Liveさんについての情報をシェアしているのを見たり、ブログを読んだりしたくらいでした。ですので、去年の秋に話したときが初めてD.Liveさんの活動を直接聞いたときでしたね。

 

自分もそのときには同席させていただきました。私としてはすごく楽しい時間でしたが、藤澤さんはいかがでしたか。D.Liveの第一印象というか

D.Liveさんと同じく草津市で活動されている「NPO子どもネットワークセンター天気村」というNPO法人があるじゃないですか。ぼくにとって、天気村さんのコンビ 理想なんですね。理想を持った代表とそのサポートをする副代表がいる。ぼく、田中さんと得津さんも天気村さんと同じ印象を感じました(笑)
 
 

このインタビュー(2018年7月)の時点では、まだ出会って一年経っていない中で、D.Liveに寄付いただいてとても嬉しく思っております。寄付をしてくれた理由についてお伺いしてもよろしいですか。

不登校の子どもの居場所づくりって大事だなと思うけど、自分が人生を懸けてそれができるかというとできません。けどすごく大事なことですし、いつ自分ごとになるかわからないですよね。自分や友だちの子どもが学校に行けなくなることもあるかも知れません。

子どもが学校に行けなくなったときのサポートを自分はできないけど、頑張ってくれている人がいるなら出来ることはしたいと思って、寄付させていただきました。

 

藤澤さんも滋賀県でキャンプのスタッフや、地域の子どものために居場所づくりをされていますよね。地域で子どもの居場所を作ることが大事だと思ったキッカケは何だったのでしょう?

これというキッカケは無いかもしれないです。けど、ぼくはお寺が実家なんですね。小さい頃から本当に檀家さんをはじめたくさんの方たちに助けてもらいました。地域に育ててもらっていると感じています。

 
D.Liveさんは自尊感情を大切にされていますよね。ぼく、自尊感情は自分に対する他者からの他尊感情の蓄積だと思っているんです。自分で自分を大事だって思うのは難しいけど、「あなたを大事にしてるよ」という態度やメッセージがその子に蓄積されていくことでその子の自尊感情が育っていくと思います。

 

なるほど。相手から大切にされているという実感の蓄積が子どもの自尊感情になるというのはおっしゃる通りだと私も思います。では、藤澤さんが地域の大人として子どもと関わる時に気をつけていることはなんでしょうか。

ぼくは子どもと話すときは、感情で語るようにしています。「それはダメ。」「それはいい。」という言い方は極力しないように心がけています。自分の場合は「おれはそれ嫌いだな。」とか、「おれは嬉しい!」という自分を主語にしたアイメッセージで感情を語るようにしていますね。

 

(写真はプレイパークで活動する藤澤さん)

 

わたしはよく子どもと関わりながら葛藤したり、「これでいいのかな」と悩んだりすることがあるんですが藤澤さんはいかがでしょうか。

ぼくも葛藤ばかりですね。理想ばかりがふくらんでモヤモヤします。子どもと関わっていると、何が正解かわからないけど失敗はわかるじゃないですか。子どもの反応を見て「あー、やっちゃった」って。それに気づいた時はもう遅くて「いまは謝る場面じゃないよな」って、一人で悩んだりもしますね。だから、ぼくも同じですよ。悩むことも多いです。

 

正解は分からないけど失敗はわかるという言葉、すごく共感します。今日は、寄付の理由から藤澤さんが心がけている子どもとの関わり方まで、たくさんのトピックについてお話いただきました。最後にこれからD.Liveに期待することを教えてください。

D.Liveさんに期待することとは違う答えのような気もしますが、学校に行かないという選択肢を親も子どもも普通に選べるような社会になってほしいですね。親御さんも学校も、「教育の義務」を履き違えているように感じます。

学校で教えることが義務だと思っている。ですが、教育の義務は「教育を受けさせる義務」なんですよね。そして子どもには教育を受ける権利がある。だから学校じゃなくてもいいんです。学校が合わなかったら学校以外の場所を探す義務が大人にはあるのに、そこが誤解されているなと思います。その理解がみんなに広がると学校も気が楽だと思うんですよね。選択肢がもっと増えたらいい。D.Liveさんは草の根をわけて険しい道を進んでいるので、その活動や思いがもっと認知されたらいいなと思っています。そして、その思いが広がる中で学校へ行くか、塾へ行くか、D.Liveさんのようなフリースクールに行くか、家で勉強するか。その選択が今よりもっと選びやすくなったらなという気持ちですね。

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。