「『子どもの自信や主体性を育むことに賭けている団体』って、他にないなと思った」 D.Liveサポーターの声 #1
D.Liveでは現在、草津市に不登校の子どもたちが通えるフリースクール「ケチャップハウス(仮)」の開設にむけたマンスリーサポーター(毎月の寄付)を受け付けております。
今回はサポーターの一人である上野敬峰さんにサポーターになったきっかけや、教育への想いを伺いました。
■ 上野敬峰(うわのたかお)さん
経営戦略コンサルタント。外資系コンサルティング会社のコンサルタントとして日系大手企業の経営案件に携わる傍ら、中小企業や社会起業家の経営相談にも応えるなど、想いをもった人が支える企業の経営支援をおこなっている。
ー上野さんがD.Liveと出会ったきっかけは何ですか。
3年前に、大阪でNPOを経営している人たちの集まりがあった時です。この時に、D.Liveの得津さんから団体の話を聞きました。以前から、ツイッターやフェイスブックなどでD.Liveさんのことを知ってはいましたが、ちゃんと話を聞いたのはその時が初めてでした。子どもの自信や主体性に焦点を当てた事業をしていると聞き、他にはない、とても可能性のある面白いことをしている方々だなと感じました。
ーD.Liveのどういうところに可能性や面白さを感じられたんですか。
「自分の責任で行動すること」や「人に言われたからではなく、自分の意思で行動すること」。これは、大人にとっても子どもにとっても極めて重要ですが、それでいて決して容易にはできないことだと思っています。
私の場合、コンサルティングの仕事を通じて、企業の方に対してそうしたことは意識してやっています。しかし、それを子どもに対してやるというのは、自分には出来ないことです。
言わずもがな、子どもが主体的に行動することや自信を持つことは重要なテーマです。これが大事だと言う人は世の中にいっぱいいます。ですが、「子どもの自信や主体性を育む」ということを、事業のど真ん中に据えてやっている団体は、D.Liveさんの他には見たことがありませんでした。素直に「すごいなぁ」と感じました。
—上野さんが、自分の意思で行動することや主体性が大切だと思ったきっかけについて教えてください。
大学に入学したばかりの頃、「指示待ち型の若手社会人や新入社員が増えている」というニュースを見ました。能力は高いけど、自分で何をしたら良いか決められないし、指示されないとアクションを起こさない。そういう人は基本的に会社では要らないという内容でした。ニュースを見て、「あ、自分は完璧にこの状態だ」と思ったんです。
当時の私は、文部科学省の官僚をめざしていました。官僚になるには試験があります。だから大学では試験に向けた勉強していればいいと思っていました。けど、それじゃ社会的に要らない人なんだなと思った時に、自分がこれまでしてきたことを根本から否定されたようで、かなりショックでしたね。
ですが、よく考えてみれば自分が何か悪いことをしてきたわけじゃありません。「勉強しろ」と言われたから勉強したし、「点数取れ」って言われたから点数取るよう努力した。その結果、主体性がないという理由で社会的に役に立ちませんという烙印を押されるのは個人の問題じゃない。一つは学校教育の問題だし、学校教育と社会の整合性がとれていないという問題でもある。
もともとあった教育への関心と課題意識がこのニュースではっきりしました。大学一年生の春夏くらいから、どういう教育を日本でおこなえば、自分みたいにがんばってきたのに不必要だと言われない社会になるだろうか考えて、自分から教育を学ぶために動きはじめました。
大学生活や仕事を通して、自分の意思で行動するには何が必要で、どうすればいいか大人に対しては分かってきましたが、子どもの頃からこういうのができたらすごいなって思いますね。
ー今回、D.Liveのサポーターになろうと決めた理由を教えてください。
D.Liveさんには、より多くの子どもたちに機会を与えるために、ぜひ固定の場所を持って欲しいと思っていました。マンスリーサポート(定額寄付)という形で後押しできるんだったら、ぜひしたいなと。
サポーターは単発の寄付ではなくて、毎月定額を寄付するんですよね。もしかしたら応援したい気持ちがある人でも、心理的に高いハードルを感じて、躊躇してしまうかもしれない。
そういうときに「自分と同じ気持ちで応援している人がこんなにいるんだ」と気づいてもらえるように、自分が早めにサポーターになろうと思いました。
ー最後に、D.Liveに期待することはありますか?
早く、より多くの子どもたちを幸せにして欲しいということだけですね!早く子どもたちが自信をもてるメソッドを開発して、日本全国に広めてくれたらと思います。