勉強ができれば良い時代はもう終わった

少し昔。(もしかしたら、今でも)

子どもに向かって親が言いました。

「良い学校へ行って、良い企業へ入ることが幸せな人生だよ」と。

しかし、もうその神話は壊れつつあります。

誰もが知っている大企業が「もしかしたら、倒産するかも?」と言われているのです。

ガンバって勉強したところで、将来は安泰ではなくなりました。
どこの企業がつぶれるのなんて全く想像できません。

実際、友人の中にも「いい会社に入ったね」と言われて、数年で倒産して路頭に迷っていた者もいます。

もう、ただ勉強だけができるだけではダメなのです。
与えられたことだけをしている人材は、これからは必要なくなります。

1つは、グローバル化によって、簡単な作業は全てアジアなどの人件費が安くすむところでおこなわれます。
そして、もう1つは機械化です。

数年後には、車の運転手は必要ないと言われているのです。
それくらい、科学の進歩は早い。

単純な作業、頭を使わないようなことはロボットが全て変わりにおこないます。

与えられたことをする、決められたことをする。
それだけでは、社会人として通用しなくなってきています。

子どもたちが大人になる頃には、この傾向はますます強くなっていきます。
だからこそ、必要なのは“自分で考えるチカラ”や“主体性”なのです。

正解がない問いに対して、自分で考えて行動するチカラが重要になってきます。

文科省では“確かな学力”、“生きる力”が大事だと言い、学習指導要領にも入っています。

暗記に頼った勉強、ただ正解だけを書けばいいという学力では、これから社会で生きていけません。

「学校の勉強だけをガンバればいい」という時代は終わりました。  

勉強が必要ないということではありません。
ただ、勉強だけでは足りなくなってきたのです。

これからは、自分で考えられる。正解がない問いに対して、問題解決していれる。

そんなチカラが求められています。  
 
 

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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