「勉強ができないから塾にいく」は、やめたほうが良い理由
塾は、納豆のようなものです。
合う子には、合います。
しかし、極端に嫌う子、合わない子がいるのです。
勉強のやる気が見えない。
成績が下がってきた。
だから、「とりあえず、塾に行かせよう」というのは、やめてください。
基本的に塾は、「勉強を教える」「勉強する時間を増やす」ところです。
「勉強を好きになるところ」でもなければ、「勉強する目的を教えるところ」でもありません。
そのため、本人の意欲がとても大切です。
塾は、使い方によっては非常に効果的です。
「もっと勉強できるようになりたい!」「勉強する時間をとりたい」と思っている子にとっては、とても良い環境。
私(田中)自身、小学生のときからずっと塾へ通っていました。
詳しい解答法や勉強のやりかたをたくさん学びました。
しかし、それが学びになるのは自分自身が「学びたい」「塾で知識やスキルを得たい」と強く思っていたからです。
中学生のときは、自分自身で塾へ行く意味がわからず、ただただ授業を聞いているだけでした。
楽しみは、塾が終わったあとに友達と行くコンビニだけ。
正直、全く得るものがありませんでした。
それは、塾の責任ではありません。
子ども自身、私自身の問題でした。
容器に水を注ぐのと同じです。
本人に学ぶ意欲や塾へ行く意味がわかっていないと、穴の空いた容器に水を注ぐことになります。
いつまでたっても水が溜まることはありません。
どれだけガンバって水を注いだとしても、水は穴から漏れていきます。
どうして、勉強をするのか?
なぜ、成績を伸ばしたいのか?
理由は、どんなことでも良いです。
その理由を子ども自身がわかっていないと、腑に落ちていないと、塾へ行っても学ぶことはありません。
“とりあえず、塾へ行かせる”という選択は、やめましょう。