「やりたいことがない」子どもなんていない
「やりたいことがない」なんて子は、いません。
みんな「やりたいこと」は、あります。
でも、「うちの子、なにもやりたいことがないって言いますよ」とあなたは思うかもしれません。
そうなんです。
実は、「やりたいこと」に子ども自身が気が付いていないことがたくさんあります。
では、 どうして気が付いていないのか?
理由は、自分で蓋(ふた)をしているからです。
小さい頃は、やりたいことがたくさんあります。
「野球選手になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」と、思い思いに夢を語ります。
しかし、高学年や中学生になると、
「こんなことを言っては笑われるかもしれない」
「自分なんかができるわけない」と思ってしまうのです。
自分で自分の想いに蓋(ふた)をするのです。
自分自身で蓋をしていると、自分でも気がつかないうちに「やりたいこと」を押し込んでいきます。
そして、「やりたいことがない」という子ができるのです。
押し込めた「やりたい」を見つけるために大切なのは、小さな成功体験です。
小さな「できた!」が自信をうみます。
「こんなこともできるかも?」と思います。
だんだん忘れていた、蓋をしていた「やりたい」が見えてくるのです。
「やりたい」「できた」の繰り返しにより、やりたいことが湯水のように溢れてきます。
まずは、小さな小さな「やりたい」拾うこと。そして、そのことへ実際に取り組んでみること。
うまくいかなくてもいいのです。
成功体験とは、「うまくできた」ではなく、「取り組むとができた」ということなのです。
小さな一歩が、次の「やりたい」につながっていきます。