わたしは社会を変えようと思っていないけど、D.Liveは良い形でお金を使ってくれる気がした D.Liveサポーターの声 #5
■今回のD.Liveサポーターの声は、かおりさん(仮名 20代女性)にインタビューさせていただきました。似顔絵は本人作成によるものです。
ー本日は、どうぞよろしくお願いいたします。まず、かおりさんがD.Liveと接点をもったのはいつごろでしょう?
D.Liveの活動という意味では2015年の「子どもの自信探求フォーラム」だったと思います。滋賀県で教育関連の人たちと自尊感情をテーマにグループワークをしたことを覚えています。自尊感情というワードが個人的にも気になっていたので参加しました。
ー2015年のフォーラム以降、かおりさんはD.Liveのイベントに定期的に来られていたというわけではないですよね。それほど接点も多くない中で、D.Liveに寄付しようと思った理由を伺ってもよろしいでしょうか。
正直に言って罪滅ぼしなんですね。
まず寄付をしようと思ったのは、とある集金をごまかしていたことがあって自分自身に罪悪感を感じたんですね。それで、何か良いことをしようと思って目についたのが得津さんがFacebookに書かれていた寄付の案内でした。
私はD.Liveの活動内容そのものを詳しく知っているわけではないですし、社会を変えようと思っていないけど得津さんがD.Liveで働かれていること以前から知っていました。
D.Liveがどうってより、得津さんベースなんですよね。お金の使われ方も間違いないというか、「良いように使われるよね、その方が」って感じですね。そもそも疑ってもないですし。
ー継続して寄付の案内を出していくことは大事だと改めて気づきました(笑)しかし、そんな風に言われるとだんだんと気恥ずかしくなってきますね。かおりさんがおっしゃるようなスタッフへの信頼感はどこから来るんでしょう。
もしかしたら先ほどのフォーラムに参加していなかったら信頼も無かったのかも知れませんが、自尊感情を持つことを自分自身も6年くらい前からテーマにしていたので共感度が高かったんです。
(2015年のフォーラムの様子)
ーすでに自尊感情がテーマとしてあったんですね。かおりさんが、6年前に自尊感情が大事だと思うようになったきっかけを教えてもらってもよろしいですか。
自尊感情というワードとして自分の中ではっきりしたのが得津さんと会ったときでした。
ちょうどその頃、私が会社を変わったタイミングと一致したんです。そこの会社の常識や通例があってそういうのに適応できない自分がいたんです。例えば、空気読めとか、職場の飲み会は任意って形だけど絶対行くものだよねとか。仕事終わりにUSJいこうよとか。勤めていた会社が体育会系なノリで、そんな職場のノリに合わない自分に引け目がありましたね。
空気を読むとか、周りに気を使うとか、先輩を立てるとか、自分はそういうことができないタイプだったのでショックでした。今までの生き方全部まちがったんじゃないかって感覚を感じるようになったんです。
自分の自信が落ちていく感じでしたね。それで、先ほどの「子どもの自信探求フォーラム」には自尊感情を取り戻すヒントを得ることを期待して参加しました。
ー合わせたくない職場のノリに合わせたり、合わせることを求められたりするのってしんどいですよね。周りに合わせるしんどさは今も続いているんですか。
いや、それはもうないですね。体育会系の職場は退職して、今は別の会社で働いています。自信をなくしたその職場でも、部署のリーダーを任されることがありました。そのときにある程度自分のしたいようにしたんです。リーダーを経験してから、周りの評価が気にならなくなりましたね。
ーなるほど。自分が過ごしやすい空気感を職場でつくったんですね。これまでは何かしらの形で教育や子育てに関わってこられたサポーターさんたちにインタビューさせていただいたので、今日のように教育とは違う分野で働かれている若手社会人のサポーターさんの声を聞くのはとても新鮮でした。最後に、これからD.Liveに期待することを教えてください。
好きなようにやってくれたらそれでいいです(笑)
あ、でも、以前に得津さんが大人の自尊感情を高める場を作りたいって言っていたじゃないですか。優先順位は高くなくてもいいんですけど、大人の自尊感情についても取り組んでくれると嬉しいですね。でも、一番はいまやるべきことをしてもらえたらと思っていますね。
D.Liveでは、滋賀県内に不登校の子ども達が安心して通えるフリースクールを増やすために寄付を募っております。
私たちが作りたいフリースクールと、その思いについてはこちらをご覧ください。