大人と子どもの壁がない居場所だから中学生が話せることがあるって気づきました D.Liveボランティアインタビュー #3

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草津市内のひとり親家庭の中学生が通える居場所「TudoToko」(つどとこ)。つどとこで約2年ほどボランティアをしてくれたくみちょー「つどとこは、学校や塾と違って子どもと大人が対等だった。だからこそ子どもが学校では言えないことも言ってくれる」と語ってくれた。その理由や彼女が取り組んだ活動をきいた。

 

 

 

—くみちょーは、D.Liveのひとり親家庭支援事業「TudoToko(以下:つどとこ)」にボランティアとして来てくれました。つどとこでボランティアし始めたきっかけや時期を教えてください。

 

くみちょー:つどとこが始まった時から参加したので、2016年の7月からですよね。私が大学3回生のときです。ちょうど草津市内の中学校にボランティアで行ってて、その時期にD.Liveの得津さんから声を掛けてもらいましたね。

私の大学はボランティア活動を奨励しているのもあり、ボランティアに関する授業がありました。授業を聞いて自分にもできることはないかという気持ちは2回生くらいから持っていました。

(写真はつどとこの様子)

 

—中学校にボランティアで行っているのに、つどとこにも参加したのはどうして?

 

くみちょー:学校ボランティアや塾のバイトを通して、中学生って面白いと思い始めたのが3回生だったんです。だから、もっと中学生のことを知りたいなと思ったからですね。

 

 

 

—バイトの話が出たけど、つどとこに参加し出したころの一週間のスケジュールって、どんな感じだったの?

 

くみちょー:毎日学校行ってましたよ。平日は月金と土曜の週3日がバイトで、木曜の日中が学校ボランティアで、夜につどとこに行くという感じでした。4回生になると授業の数は減ったので、火水金バイトを増やしましたね。木曜日は変わらずです。

 

 

—かなり予定を詰めていたんだなぁという印象なんだけど、大変じゃなかった?

 

くみちょー:いやぁ、忙しくないと何もしないなって思ったんです自分が(笑)。あとはこの機会を逃したらこんな貴重な体験ができなくなるかもしれないと思ったので忙しくてもやってみようと思いました。

 

 

—なるほどなぁ。じゃあ、次はつどとこのボランティアに参加して良かったことや印象的なエピソードを教えてくれますか。

 

くみちょー:つどとこの卒業式は毎年感動します。特につどとこが始まった初年度の卒業式は、つどとこがスタートした最初のよそよそしい雰囲気からは考えられないくらい、感動できる卒業式になりましたよね。全然ちがう。最初は言うこと聞かなかった中学3年生の子が、卒業式では率先して「つどとこがあったから成長できた」と言ってくれたのがうれしかったです。支えててよかったなって思いました。

 

つどとこは毎週1回だけですが、週1回いっしょに料理を作ったり、仲間づくりのワークショップをしたりするだけでも子どもたちにはすごく影響がある。中学生の吸収力のたかさを感じますね。

 

 

 

—たしかに毎年卒業式は感動するよね。くみちょーから見て、つどとこはどんな場所ですか?

 

くみちょー:なんて言ったらわかんないんですけど年齢の壁がないですよね。年齢のイメージって、私にとっては大きいんですよね。たとえば、いまインタビューしてくれている得津さんもだいたい私と10個くらい違うじゃないですか。だから大人だと思いますし、年齢からくる差のようなものを感じます。でも、つどとこにいるとそれを感じないんですよね。みんな平等っていうか。子どももスタッフも含めて壁がないんですよ。

 

 

—おもしろいね。どういうときにそんなことを感じるか詳しく教えて。

 

くみちょー:私たちが料理を作りながら、生徒たちのワークショップ外から見ていると特に思います。話し合っている様子をみると、みんな対等なんだと伝わってきます。すごく良いことだと思います。学校の部活なんかで先輩後輩の関係を学ぶことも大切だと思いますけど、年齢による壁がないって、つどとこのコンセプトでいくと完璧ですよね。

 

これが学校だと大人は先生で、子どもは生徒みたいな立場が明確じゃ無いですか。つどとこは立場みたいなものがないですよね。普通に近所の人としゃべってるような、いい意味でテキトーな感じが、つどとこが良いところだと思います。

 

生徒目線で考えた時も担任や先生に従わないといけない空気があるけど、つどとこではそういう空気感がないので、生徒たちものびのびしていますよね。実際に、「学校では言えないけど」って話をしてくれるじゃないすか。子どもが。

私自身はボランティアとして参加し始めた頃はちょっとアウェイな感じがしましたけど、いまはもう無いです。楽しい。

 

 

—つどとこは学生だけじゃなく、地域の民生委員さんをはじめ幅広い年齢の方々が加わってくれています。くみちょー自身は、年の離れた人と話をするのは苦じゃなかったの?

 

くみちょー:いや、そういうのは全然ないですね。小さい時から私は誰でもあいさつする方だったんで、抵抗はなかったです(笑)。

 

 

—そうだったんだ。それはすごいね!くみちょーが、つどとこのボランティアを通して何か変わったことはありますか?

 

くみちょー:めっちゃ人の気持ちを考えるようになりました。中学生の多感な時期に、ひとり親の子が他の家族の話題を聞いた時って、リアクションしづらいと思うんです。なんでもないようにしてても。だから、自分がそういう辛いことを考えさせる話し方を子どもにしていないかなとか、これまで以上に考えるようになりました。

 

 

 

—ありがとうございます。では、最後につどとこのボランティアを希望する方へメッセージをお願いします!

 

くみちょー:ボランティアはやって損はないし、したいなってちょっとでも思うならしたら良いと思う。「なんか気になるな」ってだけで止めておくんじゃなくて、いろんな大人と関わって、自分が知らないことを知っていくことが大切だと感じます。学校とはまた違った環境なので学べることが本当に多いですし、コミュニケーション能力を鍛えられる場だとも思うので、もっとたくさんの人にボランティアをして欲しいと思います。

 

D.Liveではフリースクール昼TRY部をはじめ、3つの教室でボランティアを募集しています。

大学生も社会人も参加できます。詳しくはこちらをご覧ください。

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。