【レシピ大公開】簡単にできる! 小学生が電車に乗って冒険にいくワークショップ

先日、『可愛い子には旅をさせろ』というイベントをおとなTRY部でおこなってきました。

課題を渡し、子どもたちがチームになってまちに出ます。

課題は、子どもたちだけで解くことができないので、まちの人にどんどん聞いて、ヒントを集めます。

最終的に、子どもたちは課題に出したものを電車に乗って買ってきました。
そして、買ってきたものをみんなで食べておしまいです。
 

では、具体的にどんなことをしたのか見ていきましょう。

まずは、課題から。

今回は、子どもたちを冒険に出すと言うテーマです。
なので、電車に乗らないたどり着けないところを指定しました。

課題は、滋賀県の名産。
(下記が課題シート)

 
 

この課題の紙で子どもたちが商品の見当をつけ、売っている場所を探していきます。

子どもに用意するのは、課題シートだけ。
後は、子どもたちをグループにして、まちに出します。

子どもたちは皆で協力して、なんとか謎を解こうとがんばります。

今回、大人(保護者)がチームに同伴しましたが、1つの縛りを加えました。

それは、大人は見ているだけ、と言うものです。

危険があったり、どうしてもと言うときには声を出しますが、基本的にはじっと見ておく。

普段、ついつい口出ししてしまうことが多くあると思います。
なので、今回は見守るというのはどういうことなのか、具体的に体験していただきました。

ちなみに、大人たちには課題の答えを教えていて、いつでもヒントを出せる権利をお渡ししました。
ヒントを言うのは、自分たちのタイミング次第。
「いつ言おうか?」「もうちょっと我慢かな?」
そんなところも体感していただこうと思い、ルールを加えました。

子どもは、小学1年生から小学6年生までの混合チーム。
大人には頼れないので、子どもたちだけでがんばります。

すると、必然的に高学年が低学年のサポートに入ります。

最後の振り返りでは、高学年の子どもたちはこんなことを書いてくれていました。

恥ずかしがって、誰にも聞かないと言う事はあまりなく、どんどん周りの大人の人たちに聞きに行っている姿が印象的でした。

中には、ちゃんと課題を読まず、間違った情報を教える大人もいて、振り回される子どもの姿もありました。

また、教えてもらった販売場所が潰れており、「教えてもらった店潰れてるやん」と怒っている子もいました。

わずか2時間の枠でしたが、子どもたちは走り、たくさんの大人に聞き、子どもたちだけで初めて電車にも乗りました。

子どもは、ガンバれば大人が思っている以上にたくさんのことをできます。

でもついつい手を出してしまうし、必要以上に指示を出してしまいます。

今回、かなり難しい課題を設定したのですが、計17人の子どもたちグループはみんな課題をクリアし、うれしそうに買ってきたお菓子を食べていました。

このワークショップは、かなり簡単にできるので、子ども会や地域の団体でもぜひやってみてください。
お友達を誘って何人かでも気軽にできます。

ワークショップの作り方

まずは、課題を考えましょう。
必然的に、電車に乗らないとゴールができないようにするのがコツです。

課題は、子どもたちが知らなくても良いです。
ただし、みんなが知っているようなものだと簡単に問題が解けてしまうので、課題を見ても何か具体的に分からないようにさせたほうが面白いです。

さらに、大人も少し困惑するようなものだと、今回あったように大人が間違えた情報を教えることがあるので、とても面白くなります。

子どもたちはグループにします。できれば異学年のが良いですね。

初対面の場合は、最初に緊張解くためのワークをしましょう。
アイスブレイクと検索すればたくさん出てきます。

大人を、見守り役にするのであれば、小さな課題を渡しましょう。
今回であれば、ただ黙って見守るだけでは面白くないので、最後にそれぞれの子どもたちによかったポイントを書いたメッセージカードを子どもたちに渡してもらいました。

最後みんなで食べられるものを課題にすると、達成感を味わうことができてGOODです。

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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