子連れで何かしようとするとき、私達は沢山謝り、隠れ、子をたしなめていた。
あまりに世の中に謝りすぎて、育児することを悲しく思うこともあった。
そんなに悪いことをしているのだ、というか、謝らなければいけない育児をしている自分が悲しかった。
これは、知り合いのママが書いていた文章です。
今、子育てをするのが大変な世の中です。
『3丁目の夕日』の頃は良かった。
みんな家族だったんです。
勝手に人の家に行ってテレビを見る。遊ぶ。
自分の子ではなくても、本気で叱る。
みんな、彼が彼女が誰か知っていて、繋がっていた。
今は、違います。
隣に住んでいる人は、しらない人。他人。
他人の子どもだから、冷ややかに見ます。
「バスで泣くなよ」
「ちゃんと、しつけしろよ」と。
友達の子だったら、そうは思いません。
「大丈夫?」
「それ、あかんよ!」
関心を持つし、関わりを持ちます。
赤の他人だから、ただ、ただモノを見るように、キツく当たるのです。
子育ては、未来をつくるとっても大切なお仕事。
子どもがいなくなっては、経済はまわらないし、誰だって子どものときがあったのです。
子どもを連れているのは、とても大変。
自分(親)がトイレへ行くのですら厳しい、難しい。
いつのまにか、“子育て”というものが“苦行”になってしまう。
たくさんの人に頭をさげる。
すみません、すみません、すみません。
悲しく、つらい気持ち。
助けてという心の叫びは、だれにも届かない。
そして、謝る毎日。
すみません、すみません、すみません。
僕は、こんなに子育てがしにくい社会をなんとかしたいし、常に子育てをしている人、子どもの味方でいたいと思っています。
子育てがしやすい社会をつくっていくために、たくさんのやるべきことがあります。
正直、なにをすれば解決するのかすら見えていません。
でも、やらないといけないと思っています。
ママと関わるようになって、心の叫びをたくさん聞くようになってきました。
なにも悪いことをしていない、むしろ必死で子育てをしている人たちがさげすまれ、罵倒される社会は、やっばりおかしい。
だから、少子化は進むのです。
「子どもとか欲しくない」と、若い人たちが言うのです。
苦しんでいるママを見ているから。
もっと楽しく、もっとラクに子育てができるようになれば、きっと子どもも増えるし、ステキな社会になります。
僕たちD.Liveができることは、まずは子育てをしている人、悩んでいる人たちに「大丈夫だよ」と声を届けること。
そのために、『こどもの自信白書』をつくっています。
クラウドファンディング、いよいよ明日までです。
「お金を増やす」ためではありません。
1人でも多くの人に、届けたいのです。
「ああ、もう子育てイヤだ」と思っているママたちへ、「大丈夫だよ」という声を届けたいのです。
世界は、8人をリレーすれば全員に繋がると言います。
知り合いの知り合いをたどっていけば、オバマ大統領にもイチロー選手にも届けることができます。
どうか、たくさんの人へこの白書を伝えてください。届けてください。