昼TRY部は「ほんわか楽しい」場所|D.Liveボランティアインタビュー#8
少し前になるんですが、フリースクール昼TRY部にボランティアで参加してくれている、しょーいち君にボランティアを始めたきっかけや昼TRY部で生徒たちと過ごして印象的だったエピソードをインタビューしました。
昼TRY部は「ほんわか楽しい場所」という彼の話を聞いてください。
(動画の下には、インタビューを書き起こしたものを載せています)
ーーしょーいち君は昼TRY部にボランティアで参加してくれて半年になります。まず、昼TRY部でボランティアをしようと思ったきっかけについて教えてください。
しょーいち:ぼくは大学生の頃、京都市の児童館でアルバイトをしていました。児童館では、学校が終わった小学生と一緒に遊んだりして過ごすんです。児童館を利用する子どものうち、何人か不登校の子ども達もいました。学校にはいけないけど、児童館は行きたいって子もいたんです。
でも、学校に行ってないのに児童館だけ来てたら、学校終わりに児童館に来た子どもから「え、学校こいよ」って言われるじゃ無いですか。「遊びだけ来るなよ」みたいな。それで児童館にも行けなくなっちゃった子どももいました。
不登校の保護者さんから教えてもらう子ども達の状況から、家にいるだけになって困ってるという話も聞きました。そんな中、あるご家庭が体験学習が多いフリースクールにも通っていることを教えてもらいました。それがきっかけでフリースクールにも意識が向くようになったんです。
その後、滋賀県の大学院に進学することになり、院での研究テーマが不登校に関わることもあって、滋賀県内のフリースクールがどれだけあるか調べたんですよ。見てたら、昼TRY部の住所がぼくの家とめっちゃ近かったので一回行ってみようと思ったのが昼TRY部でボランティアをするようなったきっかけですね。
ーーこれからボランティアを考えている人にとっては、どれくらい時間が取られるのか気になるところだと思います。しょーいち君がどれくらいのペースで参加しているか教えてください。
しょーいち:ぼくは基本的に月曜に参加しています。学校の用事とかで行けないときもありますし、そこら辺は休ませてもらっています。バイトもしてますし、授業のない日に来ているので大学院の授業に影響もないですね。もし、授業が無い日が変わったら、それに合わせて昼TRY部に行ける日も変えてもらえると思っています(笑)
ーー昼TRY部ではどんなことをしていますか。
しょーいち:基本的に生徒たちとボードゲームで遊んでいますね(笑)たまに趣味の話とかもしますよ。声優さんとか、アニメの話とか。もともと、ボードゲームが好きで、昼TRY部のホームページにカタンが映ってるのを見て、「カタンやってるー!」ってなりましたもん。
ーーホームページを見たって言ってくれましたが、ボランティアの問い合わせをするにあたって、ホームページだけでは分からないスタッフのことなど、不安もあると思うんです。しょーいち君から見た、昼TRY部スタッフのイメージを教えてください。
しょーいち:スタッフは……そうですね。ぼくがボランティアで参加するための最初の面談は得津さんがやってくれたんです。だから、一番最初に会ったスタッフが得津さんなんですけど、無難なイメージでしたね(笑)でも、会う回数が増えるごとに味が出てくる人ですよね。得津さんは。
イチローさん(代表田中のこと)は、どちらかと言うと逆で最初にあったときは「クセ強い!」って思ったけど、会うごとに「あ、普通の人やな」って思うようになりました。思ったより変じゃないなって(笑)。
ーーそんな風に見えてたんですね。昼TRY部のイメージも教えてもらえますか。
しょーいち:昼TRY部は曜日によって通う人が違うので、日によって空気感が違うと感じることもあります。でも、全体的には「ほんわか楽しい」感じですかね。安心して楽しめる教室ですよね。
ーーふむふむ、なるほどなぁ。そんな「ほんわか楽しい」昼TRY部でボランティアをして、嬉しかったことや印象に残ってる出来事はありますか?
しょーいち:ボードゲームで生徒に勝てると嬉しいですね!でも、そういうことじゃなくて生徒との関わりでいうと、ぼくがボランティアで参加した後に昼TRY部に通うようになった生徒は、来たばかりの頃はめっちゃ緊張してる様子だったんです。ぼくも初めて昼TRY部に行った日は緊張しましたもん。子どもだったら尚更だろうなと思います。
で、その子は一人でニンテンドースイッチとかで遊んでて、ぼくがボードゲームに誘っても断られたりしてたんですね。ただ、通う日が増えるごとに、ボードゲームでみんなが遊んでいるのを気にしていることが増えたんですよ。だからある日、ボードゲームに誘ったら一緒に入ってくれたんですよ。そうしたら、他の生徒とも馴染むようになっていったんですね。
ボードゲームを一緒にした瞬間はあんまり思わなかったんですけど、後々考えてみたら「こんな風にちょっとずつ変わっていくんだなぁ」って実感しましたし、その変化が純粋に嬉しかったですね。
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