【昼TRY部徒然日記】氷が溶けるように、生徒たちの緊張感がすこしずつ溶けてきました
こんにちは、スタッフの得津です。
フリースクール昼TRY部の京都校がスタートして三週間ほどが経ちました。
毎週火曜日だけのオープンですので、まだ3コマしかおこなっていないんですが、3回も会えば慣れてくるものですね。
生徒の声が大きくなったり、明るい表情が増えたり、人付き合いが苦手が子が自分からみんなの輪に入ってボードゲームをしたり。そういう良い関係性の芽が育ってきています。
やっているのはもっぱらボードゲームなんですけど、交渉や駆け引き要素があるので、自然と相手のことを考えられるようになっています。
それと、お昼の時間はスタッフクイズをしながらご飯を食べています。
例えば、こんな感じです。
「ぼくの嫌いな動物は次のうちどれでしょう。1番、イノシシ。2番、イヌ。3番、ヘビ。4番、ライオン。さあ!どれでしょう?」
『はい!5番、ネコ!』
「ない!ネコ、選択肢にない!」
生徒のボケを受けながらクイズをしてるんですけど、だんだんとスタッフだけじゃなくて生徒もクイズ出すようになってきたんですよ。
「はい!わたしが食べられないお寿司のネタはなんでしょう?」なんて。
こうなったらしめたものですよね。
もともと、8月のスタート前には、みんなで落ち着いて自己紹介する時間を取ろうと思っていました。でも、いきなり自己紹介をしても、多分あんまり話せないで終わるだろうなとも思っていました。だから、スタッフクイズを布石にして、自己紹介で話すことの見通しを立てられたら自己紹介につなげる予定でした。
そういう意味では、もうスタッフが前に出てクイズをしなくても、いつでも自己紹介し合える空気感になりました。
ちょっと話は変わるんですけど、アイスブレイクという活動があります。
ワークショップの始まりや導入で使われる活動のことで、その場に集まった人の緊張感を溶かすためにアイスブレイクの時間をとって、自己紹介をしたり、じゃんけん列車をしたり、人や場所に合わせた活動をします。
メインの活動を有意義にするためにも、アイスブレイクは大事な活動なんですけど、ないがしろにされる場合もあります。過去に自分が参加したワークショップでも、5分や10分くらいのアイスブレイクをしただけで、「はい、終わりです。もう緊張とけたよね!」なんて強引な進行をしているところもありました。
これって、本当はおかしいですよね。初めて会った人同士の緊張感なんて、普通はそんな簡単にはとけないですよ。ワークショップにいた人たちがたまたま大人だったから、「アイスブレイクも下から緊張がとけたことにしようね」というフィクションに、無言のうちに同意しただけでアイスブレイクの機能は果たされていません。
ないがしろにされたアイスブレイクを受けたことがあるからこそ、自分がやるなら丁寧に生徒たちの緊張をほぐしていきたい気持ちがありました。確かに時間はかかっていますが、関係性をつくるためには意味のある時間でした。
連日うだるような暑さが続くこの頃。外で食べるかき氷はすぐに溶けてしまいますが、人と人の間にある緊張感はそう簡単には溶けません。じっくりじっくりほどいていく必要があります。
フリースクール昼TRY部京都校は、安心できる人との関わりをつくるために丁寧さを惜しみません。
フリースクール昼TRY部では無料面談・教室見学を受け付けています
滋賀校、京都校ともに無料面談や教室見学を受け付けています。
学校には行けないけど家では元気が有り余ってる、そろそろ同年代の関わりが必要そう。
そんな様子でしたら、ぜひ一度お問い合わせください。
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