独立したアラサー2人で仕事のやりがいについて語ってみる

こんにちわ、スタッフのとくつです。
今回は「仕事のやりがいって何だ?」というギモンを、
webページ制作会社「Japanese」を滋賀県湖南市で経営されている中野龍馬さんにぶつけてみました。
中野さんは、webページ制作を請け負う傍ら、今プラスというコワーキングスペースを運営したり、「日刊!湖南市」という情報発信サイトを運営したりと、幅広く活躍されています!私も今プラスを何度か利用したことがありますが、3Dプリンターがあったりして、モノづくりがしたい人にはピッタリの場所になっています。
http://start-now.link/
そもそもの発端は、自分の知り合いがふと「仕事のやりがいって何なんでしょうー?」と僕に言ってきたことがキッカケです。それまで私は正直「仕事のやりがい」について考えたり、悩んだりすることは全然ありませんでした。だから、これは一人で考えても仕方が無いなと思い、職種は全然ちがうけれど同い年で、お互い独立している立場の中野さんにお話を伺ってみようということで快諾いただきました。
憧れと好きなことは違う
得津:今日はお忙しい中、ありがとうございます。いきなり本題に入るんですが、僕自身仕事のやりがいについて悩んだりすることって全然無いんです。たまに喜んだり、落ち込んだりもありますが基本的には仕事に対するモチベーションもそんなに上下しない方でして。だから、あんまり仕事のやりがいって何だろうと思ったりしないんです。中野さんはいかがですか?
中野さん:僕もね、悩まないんですよ(笑)ずっと好きなことをしてるから、全然悩んだりしないですね!ずっとやりがいを感じてる状態です(笑)
得津:そうなんですか!?それは独立されたことと何か関係があるんですかね、中野さんは、いつから独立されたんですか。
中野さん:僕は大学に行かずに、高校を卒業して働き始めました。3年間くらい設計会社につとめたんですけど、(設計会社で勤務していた頃の)最後らへんのときに会社から家までの道でため息しかついてないときに、好きなことってなんやろう?って考えて、webページつくることやなって気づいて独立することにしました。得津さんはどうなんですか?最初に先生しようと思ったのはどうしてだったんですか?
得津:僕は結構単純で、小学校の5、6年の担任の先生に憧れたところが大きいですね。それから先生として過ごす中で、今の仕事って社会的にすごく大切だなって気づいて先生辞めようと。
中野さん:なるほど!僕も同じように憧れていた仕事ありましたね。僕は弁護士に憧れていました。弁護士のドラマを見てかっこいいって思ったんですね。自分の言葉一つで人の人生が変わるってすごい仕事やなって思いましたね。でも、僕が弁護士になってたら、やりがいって何やろうって悩んでたと思います。だって好きなことじゃないから。
得津:好きなことと、憧れは違う?
中野さん:違いますね。たとえば、憧れは弁護士だけど弁護士の仕事が好きかと言われたら違うんですよ。相手のためにどうやって勝つかという仕事と今やってるwebページをつくる仕事は違うじゃないですか。だから弁護士には憧れるけど、その仕事は好きじゃない。多分、弁護士というブランドに憧れたんでしょうね。
働きがいや、やりがいが分からなくなった時は
得津:中野さんはずっと働きがいを感じてる状態だとおっしゃっていましたが、そうではない人もいるんですよね。仕事のやりがいや働きがいが分からなくて悩むときってどんな時なんでしょうね。
中野さん:意味が見いだせていない時かも知れないですね。なんでこれをやるのかっていう自分なりの意味が見えないと、仕事に取り組むのはやっぱりしんどいですよね。あとは、意味を見いだせない仕事の中から「これは好き」っていう部分を見つけたり、小さい目標を立てて達成していくことかなぁ。
得津:どれも大事なことですよね!中野さんは今の仕事に意味を感じておられますか。
中野さん:感じてますね。それは得津さんがやってるNPOのような社会的な意味じゃなくて、自分がこれをするのが好き!というのが意味です。だから、作った物でだれかが喜んでくれるのは副産物でしかないなと思います。
中野さん:僕、独立してから1年間工場のラインで働いたことがあるんです。やる前はイヤだったんですけど、やってみたらどこの世界にもすごい人はいますね。その人に負けないように、自分なりの目標立ててやってみたら意外と充実して仕事をすることができました。加えて、最終的にできあがるものに対して自分が少しでも関われているんだというのも働きがいを感じていた一つの要因だと思いますね。だから、やる前はイヤだと思っていたこともやってみると重要な仕事なんだと、昔の自分を殴りたいですね(笑)
中野さんとお話してみて
このあと、やりたいことの見つけ方についても話がすすんでいったんですけど、仕事のやりがいについても自尊感情と同じよう意味が大切なんだなという発見がありました。話している時は、そこでも意味でつながるのかという気持ちでしたが、改めて考えてみるとそうですよね。意味の無いことはやりたくないし、やりがいもない。
意味を見いだすためには、複数の視点から見ていくことが大切です。仕事だったら、売り上げやノルマ達成などは重要な視点の一つです。ですが、そこにのみ捕われているとやりがいを見失いやすいのは、自尊感情の上がり下がりと同じです。
自尊感情と意味の関係についてはこちらを参照下さい
http://www.blog.dlive.jp/2015/10/24/forum-guest2/
じゃあ、別の視点ってどうやって見つけるのかということですが、正直一人ではなかなか難しいなというのが実感です。人に言われて気づくことって本当にたくさんありますもん。「こんな良い所あるやん!」と言われてハッとした経験は誰にでもあるところかと。
若手社会人のための事業「Playful Company」では、職種や背景の違う人同士で仕事の意味を見いだしたり、うまくいっていないことの突破口を見つけるようなワークを定期的に行います。その体験会が4月16日(土)の18時半ー20時半。京都で行います。ご興味のある方は、info@dlive.jp までお問い合わせ下さい。