フリースクールの生徒たちと初詣に行った後に考える青春について
こんにちは、昼TRY部スタッフの得津です。
恒例行事となりつつある神社へのお参りから、2024年もスタートしました!
「お参りの仕方って、なんやっけ?二拍手二礼一拍手??」
「違う、逆!二礼二拍手一礼やで」
「牛撫でとこ。撫でたとこ健康になるで」
「じゃあ、目やわ」
「目、よくなりたいんや」
「お参り終わったらおみくじ引きたい」
二週間の冬休みを挟んでも全然これまでと変わる様子はなく、みんなよくしゃべる(笑)。
お参りをして、楽しみにしていた水みくじ!
「おぉ、大吉や!」
「え、いいな。おれはなんやろう。末吉かな?」
「これって、中吉とか吉って、いいやつの順番なんやっけ?」
「恋愛、有頂天になるなって書かれてた(笑)」
冬休みに初詣に行かなかった生徒もいたので、みんなでお参りに行ったのはいい時間になりました。
昼TRY部では、こういうちょっとした青春っぽい時間をできるだけたくさん作りたいと思っています。青春というと、部活の大会に汗と涙を流したり、廊下ですれ違うだけで嬉しくなるような恋だとか、そんなキラキラしたイメージを生徒たちは持っていることでしょう。だから、青春できる時間作ろうなんて生徒たちには話していません。
ですが、この記事をお読みの大人の皆さんはもう経験的にご存知ですよね。部活でいい成績が出せなくても、少女マンガのような甘酸っぱい恋愛をしていなくても、友だちと中身のない話をしていたあの時間が青春です。
こう考えると、学校に行っていなくても学校に行っている人と同じように、フリースクールでも青春を過ごすことができます。神社に向かうまでの道路で走ったり、スマホのインカメで集合写真撮ったり、帰った後に遊ぶ約束をしたり。きっと本人たちにとっては意識されないような一つひとつの時間が青春として積み重なっています。
子ども達の自己肯定感が育まれる居場所を作るのはもちろんですが、フリースクール昼TRY部に通う生徒たちには、パッとしなくても思い返してみるとほほえましくなる青春時代を過ごせるように今年もスタッフ一同がんばっていきます。