学校が嫌でも、逃げ場所はたくさんあるということ―不登校居場所事業「昼TRY部」がいま、必要な理由

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「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・」

かつて『エヴァンゲリオン』のシンジくんは、そんなことをつぶやいていました。

もしかしたら、不登校の子どもたちの中には、シンジくんと同じように「逃げちゃダメだ・・・」と思っている人がいるかもしれません。不登校の子を持つ大人のみなさんもそう思っているかもしれません。

でも、「逃げる」って、すごく大切なことだと思います。

18歳以下の自殺者数が極端に増える「9月1日」から2週間が経とうとしています。

残念ながら、各地で中高生がビルから飛び降りた・・・という報道が、今年も相次いでなされました。中には一命をとりとめたケースもありましたが、「死亡した」という文字が目に入るたびに、僕はものすごく落胆しました。

ひょっとしたら、これも最後の「逃げる」手段なのかもしれません。

でも、「逃げる」手段は、もっともっとあったはずなのです。

そして、大人はもっともっと、子どもに避難経路を教えてあげる必要があると思うのです。

この9月から、学校を休み始めた子どもたちも多いと思います。もしかしたら、これを読んでいる人の中にも、急に9月から学校を休んであたふたしている方もいらっしゃるでしょう。

部屋から出てこない、テレビやゲームばかりの日々を過ごしている・・・。

でも、今、子どもたちは学校から「逃げている」のです。

そこでもし、「逃げちゃダメだ」と言ってしまえば、子どもたちはいよいよ逃げ場を失います。

決して怠けているわけではありません。学校や教室という、あの息苦しい場所から逃れるために、彼らなりの「SOS」を発しているのです。それが、例えば朝起きられなかったり、テレビやゲームに意識が向いてしまう行動なのです。

「学校に行かなくちゃいけない」のは、誰よりも当事者である子どもがよくわかっています。

僕たちは、不登校の子どもたちに向けて、「昼TRY部」という居場所を作っています。

ここは、基本的に(人に迷惑をかけることとテレビゲーム以外は)何をやってもいいところ。

「人狼(ゲーム)やろ!」「カタンやりたい!」・・・と、ボードゲームやカードゲームなどで子どもたちが思い思いの時間を過ごしています。ときにはスタッフを交えての大勝負になることも。

勉強や自習の時間も取っていますが、「今日なんか(宿題とか)持ってきた?」と聞くと「いや何も・・・」「重たいから置いてきた」という会話もしょっちゅう。でも、そこで「なんで持ってこないの!」と叱ることは、ありません。

確かに、勉強や学校も大事かもしれません。

でも、ここでは、今は「学校から逃げる」ことを大事にしてほしいのです。

1分1秒でも長く、せめて昼TRY部の時間だけでも、ここでみんなでボードゲームをやったり、スタッフと他愛もない話で盛り上がって、学校のこと、嫌なことが紛れて気分良く過ごせるのなら、それで良いと思っています。それが「逃げ場」なのです。不登校の子どもたちにとって、何よりも必要な時間なのです。

今月から、昼TRY部では「勉強の日」を毎週水曜日に設定しました。この日はあえてボードゲームには手を出さずに、学習メインで進めていきます。教員経験のあるスタッフもいるので、分からないことがあればいつでも質問することができます。

とにかく、不登校の子どもたち、不登校の子に関わる大人に向けて発したいのは、ただひとつ。

逃げてもいいんだよ。

逃げることが大事なんだよ。

僕たちは、いつでも避難口を開けて、現実逃避したい不登校の子どもたちや大人の皆さんを待っています。

どうか、「学校から逃げる」ことをためらわないでください。そして、学校から逃げることを恥ずかしいこと、ダメだということを思わないでください。学校が嫌で嫌でたまらないあなたのその行動は、まったくもって正しい行動なのですから。

↓ 不登校の子ども向けの居場所事業「昼TRY部」の詳細はこちら ↓

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山本 駿

山本 駿

子どものころより過度に敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の極度な繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。