ベテラン先生に子どもとの関わりについて聞いてみた。

昨日は、余呉にある『子ども自立の郷ウォームアップスクール ここから』に行って理事長の唐子先生にいろいろお話を伺ってきました。

『ここから』は、子どもたちが寄宿(4泊5日)をして、その中で共同体験を通しながら、自信を取り戻すための場所です。

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唐子先生は、幼稚園の先生や教育委員会で不登校専任の指導主事となり、子どもたちのカウンセリングなどもずっとしてきた超ベテラ
ンの先生です。

 

今回は、D.Liveの事業についてや子どもとの関わりについて相談。

教育に携わるものとしてのあり方や大切なことを教えていただいたので、ここのブログでご紹介させていただきます。

 

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目次

不登校の子について

 

「不登校の子っていうのは、いないんですよ。不登校の状態であるだけで、どんな子も普通の子です。たまたま、なにかの歯車がずれてしまって学校へ行けないだけなんです」

このお話は、まさに我が意を得たりでした。
「不登校の子」というくくりは、僕も全くしっくりきません。
どんな子だって、なにかのキッカケで学校へ行けなくなることがあります。
それは、歩いているとなにかにつまづいてしまうのと同じように、たまたまそうなってしまっただけ。
その子に問題があるわけでもないし、責める必要もありません。
だからこそ、不登校で苦しんでいる子たちに対してなにかしてあげたいなぁと僕は強く思っています。

バランス感覚を身につけよう

 

大切なのは、バランス感覚。
いろいろな子どもと関わることがとても大事。
発達障害、アスペルガー、他にもいろいろな特徴を持った子がいます。
特定の子たちだけを見ていると、どうしても見る目が偏ってしまうのです。
だから、いろんな場所へ出向いてたくさんの子どもたちを見るのが大切です。
子ども会や地域のお祭り、キャンプのボランティアなど、自分からおもむいていきましょう!
そうやって、バランス感覚を持つと、一般的な子どもの感覚というのが肌感覚でわかってきます。

子どもとの関わりで大切なこと

 

子どものことを全て理解する必要はありません。
だって、自分じゃないんだからわからないですよね?
でも、理解しようと努力することはとても大切。
私は、子どもが「ロックが好き」と言えば、その歌を聴きますよ。
わからなくてもいいんです。
その姿勢が子どもにはちゃんと届くから。

また、カンペキな姿を見せる必要もないんです。
出来ないこと、不完全なところを見せることで、子どもたちも「こんな大人でも出来ないことがあるのか」と思って安心します。
悩んでいる姿も迷っているところも見せましょう。
子どもと一緒に成長していく!
そういう気概を持って、子どもと関わっていったらいいんですよ。

まとめ

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子どもと関わる先輩として、上記にあげた以外にもたくさんの金言をいただきました。
帰るときには、吹雪いていてとても寒かったですが、余呉まで行って本当に良かったです。

今後の団体運営や子どもとの関わりについてすごく勉強になりました!!!
唐子先生、どうもありがとうございました。

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

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