【11月講演レポート】中学生のスマホ中毒からの卒業はテスト勉強の仕方を教えることから

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こんにちは、スタッフの得津です。

11月25日(土)に岸和田市教育委員会さんが主催された、
岸和田市PTA協議会 中高部会 研修会にて講演させていただきました。

 

テーマは「スマホが与える 中学生へのホンマでっか!な影響」

 

統計データを示しながら、スマホの過度な使用が、学力低下と社会不安につながるというお話をしました。

 

講演でご紹介したのは東北大学が仙台市教育委員会がおこなっている調査です。

市内の小・中学生約70000人を対象にスマホの使用実態や生活習慣について調査しました。

 

そこで明らかになったのは、

スマホの使用時間が長いほど、学習時間を増やしてもテストの正答率が低いということです。

特にLineの使用が顕著でした。Lineの使用時間が長いほど、勉強の時間をたくさんとっても
テストの正答率は低いそうです。

 

調査について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

 

スマホを使う時間が長いほどテストの正答率が下がるなら、
「今すぐ使い方のルールを決めなきゃ!それとも禁止にしたほうがいい?」

という気持ちになりますがちょっと待ってください。

 

おそらくこの社会で一度手にしたスマホを手放して暮らすというのは非常に難しいです。

禁止にしてもこっそり使うのが関の山。

 

 

では、どうするか。

学習の定着を高めるためにもテスト勉強の時にだけ、スマホを使う頻度を下げればいい。

そのためのルール作りをしましょう。

 

 

ルールづくりですが、

講演ではこうお伝えしました。

 

「お子さんにテスト勉強の仕方を知ってるか聞いてください。」

 

中学生の多くはテスト勉強の仕方を知りません。

普段関わっている中学生に聞いても、学校の先生か家の人に教えてもらったことのある生徒は全体の2割でした。

学校では提出物の範囲は教えてもらえますが、

そこから具体的にどう学習を進めていくかは教えてくれないそうです。

 

テストで点数を取ることを求められているのに、点数を取るための方法を知らないのは不幸なことです。

だから、ご家庭ではスマホの使用を控えさせるためにも、まずは「ながら勉強」をやめさせてください。

 

講演では、ながら勉強を防ぐために「ポモドーロ・テクニック」を紹介しました。

ポモドーロ・テクニックは、エンジニアやデザイナーなど
クリエイティブで高い集中力が必要な人を中心に取り入れられています。

ポモドーロ・テクニックの方法とは、短めの作業と短い休憩を繰り返すことです。具体的には「25分の作業+5分の休憩」を1ポモドーロとし、4ポモドーロ(2時間)ごとに30分間の休憩を取ります。これを繰り返します。

作業時間を短く区切るだけでなく、1ポモドーロ内で決められたタスクを終わらせられるよう努力することが大切です。それが集中力に結びつきます。個々の作業時間は短いので、途中で集中力が途切れるという心配は少ないでしょう。集中すると疲れますが、こまめに休憩を取ることで回復しますので、集中力の高い状態が一日の中で断続的に増え、それが結果的に生産性の向上につながります。

・ポモドーロテクニックで効果を上げる4つの方法

1、時間管理を徹底する
作業時間はタイマーを見ながら正確に測りましょう。タイマーが鳴ったら、作業が途中でも必ず中断して休憩に入ることが大切です。これは集中力を維持し、作業時間や業務量を正確に見積もるためです。
ただし、集中力には個人差がありますので、作業時間の長さを変更することは可能です。例えば、内容によっては25分でも長いことがあるかもしれませんし、50分は集中力が続くという人もいます。一度決めた作業時間さえ正確に守れれば、1ポモドーロを絶対に「25分+5分」にしなければならないということはありません。

2、やることをリスト化する
なるべく細かく分割してリスト化するのがコツです。細かなことはいくつかまとめて1ポモドーロとし、複数のポモドーロにまたがるような大きなことは分割します。(例:数学の問題集P30~45。ではなく、P30~37、P38~45。)やることが大きすぎると集中力が低下するおそれがあるためです。リスト化したタスクで消化できたものは休憩時間に入るときにチェックしていきましょう

3、休憩時間のルールを決める
5分間の休憩にもルールがあります。休憩中は作業をせずに、頭の中を開放しましょう。スマホのチェックは避けましょう。こうした作業を行うと、5分後に頭を切り替えて再び作業を始めたとき、集中力に影響することがあるからです。

4、やらないことをリスト化する
ポモドーロ・テクニックの効果をより高めるためには、作業中・休憩中を問わず、「やらないこと」を決めて、リスト化しておきましょう。
例えば、下記は避けるべき代表例です。
•テレビや動画の視聴
•ネットサーフィン
• TwitterやFacebookなどのSNS閲覧

参考サイトはこちら

 

スマホを使ってYouTubeを観たり、ゲームをしたりするのは決して悪いことではありません。

その時間や頻度が問題です。

 

そして、中学生のお子さんだって本当はテストでいい点数取りたいと思っています。

でもどうしていいか分からない。

なんとなくで勉強する。

そこにラインの通知が来る。

そりゃ、スマホ見ちゃいます。

 

こうならないように、テスト勉強の仕方を知ってるかをまず聞いてあげてください。

知ってたらより良い方法を一緒に考えましょう。

知らなかったら、ポモドーロテクニックやご自身がされていた方法を伝えましょう。

あくまで一緒に考える立場でいることが大切です。

反抗期の中学生は、「こうしなさい」と言ったことは聞きません。

テスト勉強の方法を考える中で、「スマホはどこに置いておく?」と聞けば、

きっと別のところに置くというでしょう。

すかさず、「別って、どこ?」と聞けば、より具体的に自分で決めることができます。

自分で決めたことだから、文句も言いません。

 

お子さんがスマホ使いすぎることにお困りの保護者さん。

「スマホダメ」ではなく、子どもの困りごとを聞きながら別の習慣を加えることで、

スマホの使いすぎから卒業するという方法はいかがでしょうか。

 

D.LiveではPTAや学校、NPO向けの講演・研修をおこなっています。

過去テーマ例

・思春期の子どもの自尊感情の育てかた ーただ褒めるだけでいいのかと思い始めたあなたへー

・子どもの意欲を引き出すコツ

・幸せな子ども時代のために、いま私たちができること

 

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。