不登校の原因は、親にある?

子どもが学校へ行けなくなると、保護者が責められます。

「もっと厳しくしないからだ」
「あんたがちゃんとしていないから!」などと。

そして、保護者であるあなたも自分を責めてしまうのではないでしょうか?
「自分の関わりかたが悪かったからだ。。。」と。
 

しかし、そんなことはありません。
原因はいろいろあります。教師の暴力や学校での友達関係、他にもたくさんの理由があります。

どんなことがあるにせよ、保護者であるあなたのせいではないし、本人が悪いわけでもありません。

それは、特性なのです。

感受性が豊かな子、真面目な子が不登校になりやすい傾向にあります。
性格が悪い、人間してダメなわけじゃない。
ただ、他の子と比べて学校が合ってなかった、学校で過ごすのが難しいだけなのです。

「どうして他の子は楽しく学校へ行っているのにうちの子は行けないんだろう。。。」と不安になりますよね。

「どうして。。。」という思いは、どうしても思ってしまう。

でも、ピーマンを食べられる子、ピーマンを食べられない子がいても不思議には思わないですよね。

もし、必要以上に学校へ行けない子を見て不安に思っているであれば、「学校に行って当たり前」「学校には絶対に行かないといけない」とあなた自身が思い過ぎなのかもしれません。

「勉強についていけなくなる」
「勉強がわからなくなって、ますます学校へ行けなくなって仕舞うのでは」と、心配される気持ちはわかります。

ただ、人生には休むときも必要です。

お子さんの場合、少し他の人よりも早く息切れしてしまっただけなのです。

お子さんを責めないでください。
あなた自身を責めないでください。

ある不登校の子がいっていました。「学校へ行けないこの時間は、神様がぼくにくれたプレゼントなんだ」と。

大丈夫です。

慌てる必要はありません。

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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