周りの友達のイメージを勝手に作ってしまっていること、ありませんか。
その人のキャラクターと言ってもいいかもしれません。
ドラえもんで例えると
しずかちゃんは、女の子らしくて誰にでも優しい
ジャイアンは、ケンカが強いガキ大将
できすぎ君は、頭がよくてまじめなしっかり者
みたいなかんじです。
もしその人が自尊感情の低い人だったら
「周りの期待どおりに生きよう」と考えて、結果的に疲れてしまうということが起こりえます。
たとえば、(できすぎ君がそうかどうかは分かりませんが)
「この子は小さい頃からまじめに勉強するし、面倒見のいいしっかり者なの。」
とお母さんが言ったとします。
すると言われた方の頭のなかでは
「勉強ができてしっかり者だからほめてもらえるんだ。そうじゃなくなったら僕はだめなんだ。
ほんとは勉強するよりギターを触っている方が好きだし、
将来は有名企業に就職するよりも音楽関係の仕事がしたいんだけど・・。
それをやってしまったらきっとがっかりされるんだ。
成績を落とさないようにしなくちゃ。」
と考えてがんばる、けどもこれでは心がしんどいですよね。
周囲の期待に応えようとする、まじめで優しい子に多いのかもしれません。
周りがイメージを勝手につくることが悪いわけではなく
どんなあなたでも大切、好き、ということが伝わっていないことが問題なのではないかと思います。
つい先日わたしの周りでも
「みんな僕のことマメやし真面目で何でも知ってると思ってるけど、ほんまはそんなんちゃうねんけどな」
と話してくれた子がいました。
「ちょっとちがうことやると『らしくない』みたいに言われるし。
僕だってメールすぐ返すんめんどくさいときやってあるし。知らんことむっちゃあるし。」とのこと。
そりゃそうだよね!って妙に納得しました。
生徒だったり、家族だったり、自分の大切な人がしんどくなるのは辛いものです。
そうなる前に、どんなあなたでも大事ですよっていうメッセージを伝えていきたいな、と思います。
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