スタッフの皆さんは、きれいごとだけじゃなくて等身大の悩みも隠さずに話されますよね|D.Liveサポーターの声 #9

「スタッフの皆さんは、きれいごとだけじゃなくそれぞれの等身大の悩みも話せることが魅力ですよね。」そう教えてくれた、D.Liveサポーターの白石陽子さん。今回は、自身もNPOでお勤めの白石さんにD.Liveサポーターになった理由や、白石さんからみたD.Liveの魅力をお伺いしました。(写真は白石さんが大好きなパンダです)
ー今日はどうぞよろしくお願いいたします。まず、白石さんがD.Liveを知ったきっかけについて教えていただけますか。
白石さん:私の子どもは中2の三学期から学校に行きにくくなったんですね。何か情報はないかと、不登校についてたくさんネットで検索していました。不登校についての情報に一番アンテナを張っていた時期です。ある日、テレビを見ていたら京都で不登校のお話し会をされている学び舎傍楽の駒井さんが取材された番組が目につきました。(補足:学び舎傍楽の駒井さんはD.Liveサポーターのお一人です。)
お話し会にとても興味があったのですが、「すぐに行こう!」と思えるほどの元気がありませんでした。代わりに、ずっと駒井さんのブログを読んでいました。ブログを読むたびに、「大丈夫大丈夫」って気持ちを落ち着かせていました。その後、駒井さんと共通の知人の繋がりもあって、番組を観てから2年くらい経ったころ、初めて学び舎傍楽に足を運びました。
その時にD.Liveさんを知りました。当時、子どもはもう大学に入学していましたが、不登校について自分が考えてきたことの答え合わせがしたいと思って代表の田中さんが講師の不登校連続講座を受けてました。
ーでは、駒井さんからの紹介でD.Liveを知り、不登校の連続講座を受講されたことが接点だったんですね。連続講座は、自己理解や子どもとの関わり方などの各回に応じた宿題もあることが特徴です。受講された率直な感想を教えていただけますか。
白石さん:実は子どもが不登校のとき、2年間家族療法を受けてたんですね。でも、もし先に連続講座を受けてたら、家族療法は受けてなかったですね。家族療法で教えてもらったことと同じことを、講座でも話されるんですもん。「田中さん、すごいな」って思いました。
先ほど、子どもは大学に入学したとお伝えしましたが、大学の通い始めた頃は元気がなかったので、私もモヤっとしていました。大学が決まって万々歳ではなかったんですよ。
不登校は終わったけど、子どもが生きづらさを感じているようでした。きっと、この子自身に何かあるんだろうと思っていました。しかし、大学2年生になった頃に、私の友だちから、親の私が問題だと言われたんです。驚きましたよ!「えーー!?私!」って。
でも、よくよく考えてみると、私、毎朝子どもを起こしに行ってたんです。それを、「学校に行かなくてもちゃんと朝に起きて欲しい」という願望があるんだと、友だちから指摘されました。家族療法や不登校の連続講座を受けたはずなのに、それまでと変わってなかった自分に気づきました。
友だちに指摘されてからは、本当の意味で私も変わりました。すると、子どもも変わっていきました。寝てる自分がダメだと思うのではなく、このままの自分でいいんだと思えるようになったみたいです。
ー連続講座を受講された後に、そんなエピソードがあったんですね。話は変わりますが、白石さんは連続講座以外にもD.Liveが主催するイベントに来てくださったこともありました。白石さんから見て、D.Liveのいいところやユニークな点はなんでしょう?
白石さん:他のフリースクールがどんなことをされているのか私は詳しくありません。ですが、私がスタッフの田中さん、得津さん、山本さんの3人を見ていて、等身大の悩みを発信していることに好感が持てます。きれいごとだけじゃなく、自分たちの悩みも隠さず話されているのがD.Liveさんの醍醐味だなと思っています。
それはD.Liveブログやyoutubeの「ざつだんD.Live」からも伺えます。皆さん、同じ思いを持っているけれど、それぞれに違う心情もある。それもいいなって思います。みんな同じじゃなくていい。自由な感じがします。
ーライブ配信などをしているときは、悩みを発信しているなんて自覚は全然ないのですが、なるほど。そういう風に見えているんですね。白石さんがおっしゃったような、等身大の発信がマンスリーサポーターになった理由なのでしょうか。
白石さん:私は元々D.Liveさんではなく、田中さんを応援したい気持ちで、田中さんが書かれるnote記事の定期購読をするようになりました。一年以上続ける中で次第にD.Liveさんを応援したい気持ちに移ってきたので、noteの定期購読からマンスリーサポーターに切り替えました。でも、すぐに切り替えたわけではありません。D.Liveさんは寄付を募る発信が多くないので、何度か寄付の案内を見るたびに「あ!」とは思うんですけど、ついつい切り替えることを忘れていました。
ーもっと頻繁に寄付の案内をされているNPOさんもありますもんね。白石さんはnoteの定期購読だけでなく、何度かD.Liveへご寄付してくださいました。次第にD.Liveを応援したいという気持ちに移ったのは、これまでの寄付の経験からでしょうか。
白石さん:マンスリーサポーターになろうと思ったのは私もNPOで働くことになったことが大きな理由ですね。それに、月々の支払いというのも私に合っていました。私自身も不登校支援をしていますが、自分が不登校を支援する上で忘れたくない気持ちがあります。他の団体さんでは年払いのところもありますが、D.Liveさんは毎月の支払いだったので、その度に自分が大事にしたい気持ちを思い出せるんです。
ー私たちへの月々のご寄付が白石さんにも意味あることになっているのがとても嬉しいです。最後に、これからのD.Liveに期待することを教えてください。
白石さん:継続、継続、継続。これです!絶対に子ども達の居場所を続けてください。D.Liveさんの居場所を卒業された方でも、どこかで心が折れてしまうことだってあると思います。その時にD.Liveスタッフさんの顔が浮かんで、帰ってこれるってとても大事だと思います。
子どもが通っていた幼稚園が明石市にあるんですけど、当時の担任してくださった先生に大変お世話になりました。卒業してからも何度か会いに行きましたし、今でも会いたいと思います。
実際に会いに行くのが難しくても、帰りたいと思える場所があるだけで心の支えになります。ですから、今いる子ども達だけじゃなく、卒業された方々にとっても居場所であり続けて欲しいですね。これからもD.Liveさんが発信し続けることで、相手にとってはD.Liveさんとの繋がりを感じることができると思います。
D.Liveからのお願い
私たちは、毎月の寄付でD.Liveの活動を支えてくれるマンスリーサポーターを募集しています。いただいた毎月のご寄付はフリースクールの教材費やボランティアさんたちの交通費などに使わせていただいています。
一緒に、子どもたちの自信を育む手助けをしてくれませんか。