学生さんへはインターンでもボランティアでもなく、”問いを立てる”ことをすすめる理由

 

この記事を読んでる学生のみなさん。
問いを立てましょう。たくさんの「?」に向き合いましょう。

 

 

この話は、身もふたもないような言い方をすれば、これで終わってしまうような記事です。

 

 

 

 

どうもスタッフの得津です。

 

学生時代は4年間を楽しく過ごすための道が本当にたくさんありますよね。
1回生の僕は、高校までとは全然違うその道の多さに圧倒されていました。

 

「部活・サークルの勧誘めっちゃある!」
「放課後の過ごし方もめっちゃある!」
「夏休みもめっちゃある!!」

 

(これが大学生か……)

 

 

なんて思っていました。
ずいぶん大人な世界に来たもんだなと。

 

 

 

そんな僕が大学生になった10年前と、今の学生さんたちの状況とは随分違うみたいですね。一番僕が違うと思ったのは、インターンやボランティアの受けいれ数です。

 

 

きちんとした数は分かりませんが僕が学生のころに比べて遥かに増えたと思います。
ボランティア先だって、僕たちの頃は自分でボランティア先へ電話して開拓していかないといけない所もありました。けど、今は大学にボランティアセンターがあり、情報がそこにたくさんあります。バイト探しと同じようにボランティアを探せるwebサイトだってあります。

 

インターンも同じです。この間、ポスターをみてびっくりました。「インターンフェア」なんてイベントがあるんですね。ポスターを見る限りでは、就活の合同説明会みたいな形でインターン受け入れ企業がブース出してる感じのようです。

 

 

すごい整ってるなー。便利になったなー。

 

 

 

なんて思う一方で、ふとギモンに思うのです。

 
「これ、もしかすると何となく参加している学生さんや、周りがやってるからって理由で参加してる学生さんもそれなりにいるんじゃないか。」

 

 

 

もし、”何となく”や”周りがやってる”からこれらの活動に参加してるのなら、すごくもったいないと思います。もし、何となくインターンやってて今しんどさを感じているのなら、丁寧に会社に謝ってインターン辞めた方がいい。

 

 

 

その代わりに「自分なりの問いを立てて、向き合う」ことをおススメします。

 

 

 

結局のところ、仕事の上で大切なのは「自分なりに問いを出して、自分なりの答えを出して、やってみて、また改めて問いを出す」という繰り返しです。自分なりに問いを出すことがまず一番にきます。

 

 

ここで、一人の女の子の話をします。

 

 

僕が社会人になって、なかなか学生さんと接点が持てない中でもつながりのあるめちゃくちゃ可愛い学生さんです。この子が1回生のころはいわゆる「意識高い系」の学生だったと思います。1回生の頃から、社会人についてあっちこっち飛び回って、お仕事の手伝いをしている様子がSNSに流れてきました。

 

 

 

でも、ある時から彼女は、お仕事の手伝いを一切しなくなりました。

 

そして今は全然別の分野でばりばり頑張ってるんですけど、今の彼女の方が正直、めちゃくちゃカッコいい。自分自身も頑張る彼女の姿に刺激をもらいます。

 

 

 

ぱっと見は活動が変わっただけのように見えますが、そうではありません。
自分の問題意識(なんていうとハードル高いですか?汗)に、自分が素直に「それってどうなん?」って思うことに沿って頑張ってるから、かっこいいと感じます。活動の種類とか中身じゃないです。その活動へと自分を促す「問い」が彼女の中にある。

 

 

 

なんとなくインターンしてる人に、辞めた方がいいと勧めたのもこれが理由です。
あなたが今やってることは、あなたが素直にギモンに思うことと結びついていますか?
問いがありますか?

 

何となくやっているだけなのと、自分と密接に関わりのある問いをもってやるのとでは、自分の学びに差が出るのは明らかです。たとえ、ぱっと見は立派じゃなくても、もっと自分が素直に「これってどうなん?」とか、「これって何?」と思うことに向き合うほうが、何となく活動することより全然意義があることだと思います。

 

 

そして、そんな素直な自分の問いにじっくり向き合えるのは学生のうちだけです。仕事ではまず問いが先立つと書きましたが、仕事での問いは「仕事」の範囲を出ません。自分の個人的な問いを扱うことはそんなに無い。だからこそ、学生のうちに自分の身近な事柄から出発した問いを立てて、自分なりに「あーだこーだ」と考えた上で、もう一度日常を見直してみて欲しい。きっと、今までと違う景色が見えますよ。

 

 

 

問いを立てるというのは、それほど難しいことではなりません。

 

 

 

「〜〜って何?」の「〜〜」を埋めたり、
「なぜ、〜〜なのか?」の「〜〜」を埋めるだけでいいです。

 

最近会った学生さんは「人を好きになるって何?」って問いをもっていました。
こういうのいいですよね。なかなか考えないですもの。他にも「仕事って何?」とか「働くって何?」とか、「パーティーピーポーという言葉が生まれたワケ」とかも良いかもしれません。

 

僕はこの記事を書くにあたって、事前に今の大学生に対して問いを立てて考えてみました。

 

「意識高い系って何?」
「なんで、意識高い系って思われるを避けるのだろう?」
「学生の流行りって何?」

 

こんな具合です。ちなみに、全て答えは出ていません(笑)
「意識高い系って何?」ってSNSに投げたら、いろんな人からコメントがきて収集つかない始末です。でも良いんです。問いをもって動くことで学びがありました。意外とみんなこのトピックに関心が高いようです。

 

 

 

立派じゃなくて良いし、すごくなくても良い。
自分の中の「これってどうなん?」や「〜〜って何?」という問いに一度向き合ってみてください。そして、もし自分なりの答えが出たら、何かで発信するのもいいでしょう。誰かに伝えるのもいいでしょう。そうすることで、きっと何となく活動していた頃よりも素晴らしく充実した学生生活を送ることが出来ますよ。少なくとも、僕はそうでした。

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この記事を書いた人

D.Live副理事/元小学校教員
自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。
自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。

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