山本 駿– Author –

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良かれと思ったその行動が、不登校の子どもを傷つける
大人って、すぐ事を大きくしようとするやん。それが嫌やねん。 これは、先日とあるワークショップに参加したとき、同席した中学生が発言したもの。「やから大人って信用できひん!!」と、とどめの一撃も飛び出し、僕は思わず言葉を失っていました。 僕自... -
【3.18 講演レポ】僕がひたすらに不登校体験談を発信し続ける理由
「自分のやっていることは、ここまで需要がないのだろうか」 ある夜、京都のとある大きな本屋で、僕は唇を噛んでいた。 不登校に関する本が欲しかった。しかし、情報端末で「不登校」と検索しても、ずらりと並ぶ「在庫切れ」の赤い4文字。わずかに在庫があ... -
不登校の子どもは、「ことば」を探している
学校に行かない息子(娘)が何を考えているのか、さっぱりわからない。 我が子の不登校の窮状を訴える親御さんの姿は、いつ対応しても難しく辛いものがあります。自分が当たり前のように通っていた学校という場所に、自分の子どもが行きたがらないというの... -
いま、卒業式に出たくないあなたへ。―不登校だった僕が中学校の卒業式に出た話
「卒業生、起立!礼!」 その号令に、深々と頭を下げる卒業生もいれば、ちょっと首を下ろすだけの卒業生もいる。頭を上げるタイミングもまちまちなので、なにひとつ統制の取れていない一礼。 これは先日、縁あって出席したとある学校の卒業式での光景であ... -
なぜ、不登校の子どもは朝起きられないのか
不登校の子どもたちが陥りやすい、生活リズムの乱れ。 僕自身も不登校だったころ、昼に起きて深夜遅くにならないと就寝しない・・・という生活になることがよくありました。土日のお休みだけなら良いのかもしれませんが、これが毎日続くとやっぱりしんどい... -
【2.25 講演レポ】「~しなくちゃいけない」が生み出す不登校
『1日ひとつ、「〜しなくちゃいけない」を減らす』 引用:くらばやしひでみつ「望んだことが次々に起こる! マーフィー」 P29 読書記録によれば2012年の2月、ジョセフ・マーフィーというアメリカの思想家の名言集に書いてあった一節。当時大学生の僕はどう... -
不登校は、チームスポーツだ。―びわ湖放送・健康フィロソフィ「不登校児への対応」を観て
あなたのお子さんが、ある日突然思い詰めた表情で「学校に行きたくない」と言い出したら。 きっと、頭が真っ白になると思います。おそらく、事前によっぽどの不登校や子どもに対する知識が深くない限りは、どこのご家庭でもパニックになるでしょう。それは... -
「失敗を責める」ことが、不登校につながる
僕が小学生のころは、家庭でしょっちゅう怒られていました。 たとえばトイレの洋式便座のフタを閉め忘れただけで理由も話されず「もうトイレ使わないで」と言われたこともありました。ちょっとした失敗でも怒られることがあったので、いつしか僕は必要以上... -
【2.5 ワークショップ】サザエさんに学ぶ「ナナメの関係」とは?
先週の予告通り、「みんなの学校ごっこ in 東山」にてワークショップの講師を務めてきました。 今回ワークショップの題材として取り上げたのは、「サザエさん」。 上記のスライドのタイトルの通りに告知もお願いしたのですが、参加された方にどうしてこの... -
【2.5 ワークショップ】あの人気アニメから、子どもとの関わりを考えるワークショップ開催!
日本には、様々な「家庭」を描いたアニメやマンガがあります。 その中でも、日曜の夕方にふとテレビをつけると、テレビの中でカツオが波平に「バカモンッ!」と叱られていた、という経験はないでしょうか。それくらい、サザエさんというのは「日曜の夕方の...