山本 駿– Author –

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僕が不登校になったのは、あまりにも「敏感」すぎたからかもしれない―人一倍敏感な人「HSP」という特性について
「コラ!○○!おまえ話聞いてんのか!」 そんな声を聞く度に、僕は教室の片隅でブルブルと震えていた。 ○○、というのは自分のことではない。しょっちゅう叱られているクラスメイトだ。 僕が学校という場に馴染めなかった原因のひとつに、先生の怒る声が怖い... -
今一度、起立性調節障害のことを知ろう―子どもが「朝起きられない」とき、どうすればいいの?
朝、もうそろそろ学校へ行く時間なのに、子どもがまだ部屋から出てこない。 様子をうかがうとまだ寝ている。このままだと、遅刻する・・・。 そんなときに、「いい加減に起きなさい!」とむりやり布団をひっぱがすか、「いつまでも怠けてるんじゃない」と... -
なんと奥深い!計画と振り返りがバッチリ書ける手帳の世界を知ろう【TRY部授業レポート】
TRY部の生徒は、毎週の計画・振り返りを、それぞれ自分の手帳に記しています。 この「手帳」は、基本的に生徒全員が同じ手帳を持っています。ある年は「陰山手帳」、そして昨年は「ほぼ日手帳」を指定して持たせていたのですが、2018年は自分に合う手帳を... -
不登校の子どもが、フリースクールへ行くために平日昼間の電車に乗るということ
目が覚める。 いま、何時だろう?と重いまぶたで時計の針を確認する。 11時20分。 ありゃ、寝すぎた。 僕は不登校だった中学生のころ、生活リズムなんて何?という生活を送ってきた。 奇跡的に9時とかに起きることもあった。 しかしだいたいは10時以降、ひ... -
フリースクール「昼TRY部」おでかけ企画第2弾!節分の伏見稲荷大社へ行ってきました
この春でスタート1年が経過する、弊団体の不登校の子どもたち向けフリースクール事業「昼TRY部」。 いつもは室内で過ごすことが多いのですが、12月に初めてのおでかけということで、浜大津のラウンドワンへみんなで身体を動かしに行きました。 そして今回... -
不登校の子どもが、卒業証書を受け取る6つの方法
高校を中心に、早いところでは前の週末からすでに卒業式が挙行されたところもあるようです。先日お正月だったと思えば、もう季節は春の卒業シーズンへとゆるやかに進んでいます。 卒業式は、最高学年の集大成として、卒業生は足並みをそろえて式場へ入場し... -
「書くのが嫌!」だった生徒の成長に、「学力」以外に大事な能力があると確信した話【スタッフが見たTRY部】
いまの時代は、とにかく「学歴」がモノ言う社会だ。 書店に出向けば、「子ども全員が東京大学に合格した話」などという本が店頭で猛プッシュされている。僕が学生だったころは、在学中の大学によって就職サイトの情報や企業説明会の定員が違う、という噂話... -
不登校や勉強嫌いの子どもたちが、大好きな「○○○○○○○」で勉強すべき5つの理由
なぜ、子どもたちは口々に「勉強が嫌だ」と言うのでしょうか。 現在、日本の学校では「一斉授業」で授業が進められています。このシステムは、たとえば誰かが意味を理解できずにつまずけば、その子を待つことなく次々先へ進んでいきます。つまずいた子は頑... -
毎週家庭訪問してくださった担任、保健室登校を支えてくださった養護教諭【1/21 不登校のおはなし会Vol.7開催】
僕が不登校だった中学生時代、お世話になった学校の先生が2名いらっしゃいます。 担任のA先生、そして養護教諭のB先生。 学校側の配慮もあってか、僕はクラス替えがあってもA先生のクラスに3年間名を連ねていました。たしか1年次は1組だったのですが3年次... -
不登校が、もっともっと前向きな存在であるために。―「不登校」で振り返る2017年
早いもので、2017年ももうすぐ終わり。 今年、D.Liveでは不登校に関する事業を次々とスタートさせました。不登校の子どもたちには昼間に過ごせる場所「昼TRY部」、そして保護者の方向けには月に1度の「不登校のおはなし会」。これらは、気づけばいつもたく...