フリースクール「昼TRY部」おでかけ企画第2弾!節分の伏見稲荷大社へ行ってきました

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この春でスタート1年が経過する、弊団体の不登校の子どもたち向けフリースクール事業「昼TRY部」。

いつもは室内で過ごすことが多いのですが、12月に初めてのおでかけということで、浜大津のラウンドワンへみんなで身体を動かしに行きました。

そして今回、2回目のおでかけ企画として、2月3日に伏見稲荷大社へ遠足に行ってきました。

土曜日に開催したので、なかには家族揃って参加してくれた生徒もいました。総勢17人の団体でスタートです。

今回は、いつもWebマーケティングのことについて相談させていただいている永野さんにガイド役をお願いしています。もともとこの企画は、永野さんが「伏見稲荷に田中大神がいるよ(※弊団体代表は「田中」です)」というお誘いから始まり、だったら昼TRY部の遠足でみんなで行こう!となったわけです。

さっそくお参り・・・の前に、この日は節分。聞けば、タイミングよく集合の15分後に豆まきがはじまるというではありませんか。

はずかしながら、こういう神社の豆まきを初体験しました。前方に子どもたちが陣取り、後方を大人が固めるシステムで「鬼はー外!」。意外とキャッチされずに落ちてしまった豆が足元に散らばり、最後方にいた僕はしれっと10袋以上の豆を回収しました(少し多くてご近所にお配りしたほど・・・)。

豆まきが一段落したあとは、永野さんによるミニ神社講座の始まり。

「神社ってどういうところ?」
「節分ってどんな行事?」
「稲荷ってどんなイメージ?」

こんな小さな疑問を小グループに分かれて考えて、それぞれ発表。そこからレクチャーという流れで進んでいきます。参加した生徒の中に寺社仏閣が大好きな生徒がおり、レクチャーが終わると「なんでここ、伏見稲荷「大社」って言うんですか」などと鋭い質問を永野さんにぶつけていたのが印象的でした。

お参りしたあとは千本鳥居へ。とにかく人が多い!しかも聞こえてくる言語がほとんど日本語ではない、つまり外国人観光客が多い中を歩いていきます。

そんな中、我々一行は千本鳥居の途中から道を外れ、ここから永野さんいわく「境内図にないルート」を進んでいきます。ズラッと並んだ鳥居を見下ろすこの構図、なかなか斬新ですね。

途中の神社にてみんなでお参り。二礼二拍手一礼の作法を、大人も生徒もきちっと守って参拝します。鳥居をくぐるときにももちろん一礼。

稲荷山をどんどん進んでいきます。この竹林はそうでもありませんが、のちのち明らかな「山道」が出てきます。

永野さんとともに先頭をスイスイ風をきるように進んでいく中学生チームに対し、「きついー!」「足痛いー!」と断末魔のような叫び声を上げていたのは某スタッフ。途中で永野さんによるレクチャーも挟みつつ、息を切らしながらの稲荷山散策が続きます。

「境内図にないルート」に入って約40分で、この大きな岩山に鳥居がある「大岩大神」に到着。ここでしばしの休息です。少し標高が高いこともあってか、雪がちらついてきましたが、中には上着を1枚脱ぐほど暑がっている生徒も・・・。

大岩大神からは再び肩で息をしながら稲荷山を上り、再び鳥居がズラッと並ぶ伏見稲荷大社に合流。ここで二手に分かれて下山していきます。

途中では、日がかたむきはじめた京都盆地の素晴らしい展望が拝めました。

さらに途中のお茶屋さんにはかわいらしい猫も。別の場所で3匹ほどの子猫が身体を寄せ合って昼寝をしていたのが印象的でした。

2班が伏見稲荷大社の本殿で落ち合ったところで、最後に記念撮影をして、4時間弱のプチ遠足はお開き。境内に漂う匂いにつられて唐揚げを買いに行った生徒もいれば、僕のようにもう1度千本鳥居を散策する者など、三々五々本隊は散っていきました。

いつも室内でボードゲームやトランプ、場合によってはスマホとずっと対峙している子どもたち。しかし、ひとたび外へ連れ出すと、大人がついていくのが精一杯なほど、険しい山道をスイスイ先へ進んでいく元気いっぱいな姿を見せてくれます。

僕はそんな彼らを必死に追いかけながら、やはり「安心して外で遊べること」の重要性を痛感しました。きっと、普段はこんなふうにありあまる元気やストレスを発散したいのだけど、そんなこともできない環境にいるんだな・・・と生徒たちの楽しい表情を眺めつつ、考えていました。

今後も昼TRY部では、子どもたちが外でエネルギーやストレスを発散できる様々な機会を作っていこうと思っています。

末筆になりましたが、ご参加いただいた皆様、そして懇切丁寧なガイドをしてくださった永野さん、本当にありがとうございました!

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山本 駿

山本 駿

NPO法人D.Live スタッフ / 高校(社会科)非常勤教員 京都出身。中学3年間不登校。岐阜県内の大学を卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画。主にTRY部や不登校講演事業を担当しながら、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。