コンテンツで世界は変わるんじゃないか説

講演や講座、面談で僕はことあるごとに「コンテンツに触れましょう」と言ってます。

映画、ドラマ、アニメ、マンガ、本。

 

良質のコンテンツとの出合いは、人生を一変する力を秘めていると思うのです。

僕が今の仕事を始めたのは、手塚治虫先生の『ワンダースリー』を読んだから。

NPOを立ち上げるか迷っていたときに背中を押してくれたのは、岡本太郎さんの『強く生きる言葉』です。

思春期のとき、折れそうな気持ちを支えてくれたのはマンガでした。

『ガンバ! FlyHigh』は、何度読んだか分かりません。

マンガや小説は、その世界に入ることができます。没頭できるのですよね。

これは、今のしんどさとか大変なリアル世界から現実逃避をすることができます。

弱い、才能がない。そんな主人公が果敢に挑戦している姿を見ると、「自分もできるかもしれない」と思います。

医療ドラマが始まると医者を希望する子どもが増えるそうです。

やっぱり、僕たちは影響を受けやすいんですよね。

普段知ることのない世界を映画やドラマでは見せてくれます。

 

僕たちとは言語と生活も環境も違うような人々の日常を見ることができるのです。

コンテンツに触れることは、世界を知ることに他ならないのです。

リアルな世界を見ることは、とても大切なことでしょう。

しかし、そう簡単に、ポンポンと旅行できるわけではありません。

コンテンツは、お手軽に僕たちを世界のどこへでも連れて行ってくれるのです。

僕たちは、自分一人の人生しか生きることができません。

しかし、ドラマや映画では違う人の人生を一緒に生きることができます。

自分と違う生き方を体験できるのです。

それを見ていると、「人生は、いろいろだな」と思います。

 

人生は選択の連続。

なにかを選ぶということは、なにかを捨てること。

子どもにとって決断をするということは、とても勇気のいることでしょう。

けれど、たくさんのコンテンツを見ていると、選択することが難しいことではなくなります。

なぜか?

 

主人公たちは、みんな厳しい選択肢を選んでいることを見ているからです。

妥協して失敗していることを目にしているからです。

バーチャルの世界で、すでに経験しているのです。

何度も何度も、たくさんの選択を。

『トイ・ストーリー4』では、主人公のウッディはとても重大な選択をします。

どちらが正解かも分からない選択。

見ている僕たちは思います。

「自分ならこっちの選択かな」と。

そうやって、違う人の人生を見ながら選択をするトレーニングを気づかずにしているのです。

コンテンツは、僕たちにたくさんのことを教えてくれます。

もう、明らかに人生に彩りを加えてくれるのです。

 

僕は、毎日のようにNetflixを見ています。毎月のように映画館へ足を運びます。

自分の知らない世界に出会うために、たくさんのコンテンツにふれたいからです。

人生で迷ったとき、ふと誰かの声が聞こえることがあります。

なんだろう……?

目を閉じると、登場人物たちが言葉をかけてくれているのです。

主人公に言っていた言葉がそのまま自分に届いていて、それが必要なときに心の保管箱から出てくるのです。

僕は人生で迷ったり悩んでも人に相談することはありません。

なぜなら、今まで触れてきたコンテンツの人たちがたくさん心の中にいてくれるからです。

2020年、たくさんのコンテンツに触れてみませんか?

おもしろいコンテンツがあればぜひ教えてくださいね。

親子でどんどん見ましょう。

Netflix、Hulu、Amazonプライム、たくさんのサービスがあります。

そして、今一番熱いのは「Apple TV +」です。

おもしろすぎて、評判の映画すら「つまらないなぁ」と思うようになったくらいです。

『ザ・モーニングショー』が最高で、今はワクワクしながら『フォーオールマンカインド」を見ています。

もう、幸せ!

コンテンツに触れることで、人生が変わると思いませんか?

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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