仕事では出会えない中高生との関わりが自分の充実感につながっています D.Liveボランティアインタビュー #5

仕事もしながら空いている時間にD.Liveのボランティアとして活動に参加している社会人のまりさん。仕事との両立や、社会人がボランティアをすることの良さについてお話ししていただきました。
ー今日はよろしくお願いします。ぼくとしては働きながらボランティアもしている人って、それほどいないと思うんです。まず、D.Liveでボランティアしようと思ったきっかけを教えていただけますか。
まりさん:わたしは以前、教育関係の仕事をしていました。いまは退職して別の仕事をしています。ですが、仕事ではなくても教育に関わり続けたいと思って、「ボランティア 教育」で検索してD.Liveのボランティア募集案内を見つけました。
わたしが住んでいる場所から活動場所が近いことや、キャンプのような単発ではなく子どもと定期的に関われること、そして「子どもに自信を」というD.Liveの理念に共感したことがきっかけです。
ー「子どもに自信を」は、ぼくたちも大事にしているキャッチコピーです。まりさんがこの言葉に共感された理由をお伺いできますか。
まりさん:もともと自分が大事だと思っていたことと合致していたんです。というのも、大学生のころ、中学からの友だちが「病むわー」とよく言っていたんですね。「病む」って、もともと体調についてつかう言葉なのに、私の友だちのように心の様子を表すためにつかっている人が増えていることに関心を持つようになりました。
何が影響しているんだろうと思って、卒論のテーマにしました。わかったことは、年齢があがるにつれて生活の自由度や自分で決めることが増えることで生まれた不安な気持ちが、「病む」という言葉で表現されるんだろうなと。
これまで敷かれていたレールがなくなって自分で決めていくのは怖さや不安がありますよね。拠り所がないですから。ただ、私は心を病んでもいいけど、そこから自分で自立して対処してくかが大事だと思っています。そのために必要なのがは自己肯定感だと考えているので、「子どもに自信を」というキャッチコピーを見て、確かにその通りだなぁと。
ーまりさんがボランティアとして加わっていただいて、そろそろ1年が経ちます。お仕事も当然されている中で、どの時間をつかってボランティアをしているのか、D.Liveでどんなことをされているかの2つを教えてください。
まりさん:月曜・金曜の夜、可能なときにTRY部(月曜・金曜19:30 – 21:30)に参加しています。あと、私の仕事は平日が休みなのでD.Liveのミーティングにも入って、生徒の情報を交換したり、web関係で協力したりしています。
ーweb関係については専門的な知見からアドバイスやご協力いただき、私たちとしては本当に感謝しております。仕事もしながら空いた時間にボランティアをするなんて大変そうですが、忙しいと感じることはありますか。
まりさん:忙しそうと言われることはありますけど、好きでやっていることなので、しんどいとは思わないですね。仕事だけしていると、人間関係も仕事で会う範囲だけじゃないですか。でも仕事とは違う場所を持つことで新しい発見があります。
中高生としゃべる機会ってないじゃないですか。子ども達はわたしが知らないことをいっぱい知っていますし、話して楽しいですよね。友だちからも充実してるねって言われたりします。
ー充実感を感じてもらって嬉しいです。子ども達との関わりの中で印象的なエピソードを教えてもらえますか。
まりさん:中3の男の子が帰り際に手をふってくれたことですかね。最初は帰る時間になったら、サッと帰っていたけど、この日はあいさつしてくれたんですよ。すごく嬉しかったですね。
あとは、高3の生徒が専門学校のことを調べているのが印象的でした。その学校のオープンキャンパスの日取りを自分で調べて、その場で申し込んでいました。自分でやるできことを決めて自分で行動していて、その姿に生徒の成長を感じました。
ー以前、教育関係の仕事をされていたとのことですが、まりさんから見てD.Liveのユニークなポイントってなんでしょう?
まりさん:教室の様子を見ていると、スタッフと子ども達がいい関係を築けているように思えます。フランクな話もするし、自分がいま取り組むべき課題も一緒に話もしています。子ども達にとっては自分の悩みを言える場もないと思うので、親でも友だちでもない存在にそういうことを話せるってすごく貴重だと思います。
ー本日は、社会人がボランティアをすることの意味を中心にお話しいただきありがとうございました。最後にボランティアを考えている社会人のかたへのメッセージをお願いします。
まずはやってみればいいと思います!職場以外の人間関係ができるのはいいですよ。その分野に興味はあるけど、転職するまではいかないなと思うならボランティアから始めてみるのもありですね。
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