あれ?もしかして、中学生ってネコなのか?

こんにちは、スタッフの得津です。

いきなりですが、みなさん犬は好きですか。

 

ぼくは大キライです。

苦手と言った方がいいかもしれません。

 

小学校2年生のある日。友だちが野良犬をつれてうちにやってきました。

こんなやつです。

 

 

ぼくは、この野良犬が放つ「スキあらばお世話してもらうぜ」という気概に満ちた、
ハァハァという荒い呼吸と、なんの遠慮もないシッポの振り具合に怖くなって逃げました。

それはもう全力で走りました。

 

 

しかし、やつら野良犬というのは目の前で走る人間を新しいご主人としてロックオンしてしまうらしく、
まんまと気に入られてしまいました。

 

それからというもの、家の前で野良犬が待っていたり、
ぼくが通っていた習字教室に待ち伏せされていたりと、
野良犬による恐怖の日々が三週間ほど続きました。

 

小2のぼくはこの体験が本当にトラウマになってしまって、今でも犬が苦手です。

 

 

反対に、大好きな動物がいます。

ネコです。

 

見てくださいこの愛くるしさ。

控えめに言って、めっちゃ可愛い。たまりません。

 

実家のおばあちゃんの家に「さくら」というネコがいます。

こいつがまた可愛いんです。

 

でもですね。

昔から「可愛さ余って憎さ百倍」という言葉があるように、ニクいやつなんです。
さくらは。

 

まず、おばあちゃんにしか懐きません。
ぼくがなでようとすると、すぐにどこかへ行ってしまいます。

 

 

外に出かけていても、ご飯の時間になるとキッチリ帰ってきます。
ここがチャンスだと思って、なでようとするとやっぱりどこかへ行ってしまいます。

 

 

なんてニクいやつ。なんて自分勝手。

さすがネコ。犬のように素直ではありません。

なんとかしてなでたい。なんとかして喉元をゴロゴロしたい。なんとかして愛でたい
逃げられるほどにこんな気持ちばかりが募ります。

 

 

でね。

 

今日、気づいたんですよ。

 

中学生って、めっちゃネコに似てる。

 

 

 

 

 

中学生=ネコ

そう言えるのではないか。

 

ぼくの教室に通う生徒たちのことを浮かべてみても、この考えがあてはまるのです。

 

 

まず、懐く人を選びます。

特にぼくの教室に通う生徒はこの傾向が強いです。

 

入塾する前に、生徒と面談するんですがそこでは完全にぼくたちが選ばれる側です。

彼らは観察します。
ぼくたちの言動をすごく観察します。

 

ぼくたちが面談する生徒のほとんどが学校に行けない生徒です。

中には、学校での出来事から大人に対する不信感を持っている生徒もいます。

ですから、「この人には心を開いていいのか」と慎重にぼくたちを観察しています。

 

無事選ばれると、めっちゃ懐いてきます。
ゲームの話とかアニメの話をめっちゃしてくれます。

 

 

 

次に、自分のペースを大事にします。

今日はマジメな話をするぞ、とこっちが気構えて話そうとするとスルスルと逃げていきます。

ご飯どきをねらっても難しいです。

「あぁ、うん」という返事しか返ってこないのでこちらを不安にさせます。

 

仕方ないのでぼくは次のチャンスをうかがいます。

 

 

 

3つめは、弱った時にだけ甘えてくるところです。

これもネコと同じです。

以前、さくらのご飯どきにおばあちゃんがいない時がありました。家にいるのはぼくだけ。
きっと外で何か食べるだろうと世話をせずにいたら、さくらが驚きの行動に出ました。

 

 

 

「ニャーーン」(ご飯食べさせて〜〜♪)

 

 

 

するすると寄ってくるさくら。

まるでずっと懐いてきたかのように、遠慮も臆面もなく全力ですり寄ってくるのです。

甘えた声、まっすぐ見つめる瞳、足元に何度もすり寄る仕草。
その様は小悪魔的女子を彷彿とさせるようでした。

 

なんてやつだ・・・

こんな時にだけ甘えてきて。

 

 

 

たっぷりご飯あげちゃったじゃないか。

 

 

中学生。特に男子もこの傾向があります。

思春期ですから、だんだん親と対等でいたいというプライドのようなものが芽生え始めます。
一緒に買い物に行くのを嫌がったり、自分で服を買いに行きたくなったりします。

子どもが気づいていないことを世話しようとしたら「うるさい」と言ってきます。

気分は一人前です。

 

 

 

けど、弱ったり自分じゃどうしようもないことがあると助けを求めてすり寄ってきます。

こんな時だけ寄ってきて。一人前の気分はどこへ行ったんだ。

 

こう思われる方もいるでしょうが中学生ってこんなものです。

まだまだ大人になる途中ですから、失敗もしますし弱った時は甘えてきます。
小さい時の可愛さの残りだと思って、ぼくはここぞとばかりに助けになってあげます。

 

中学生=ネコ

 

この正しさを確認するために、中学生とネコの共通点を探してきました。

 

 

こんなにもネコっぽい中学生。

この子どもとの関係って、ある意味で難しいところもあると思います。

 

ネコのようにぼくたちを振り回してくれるのですから、お世話したい気持ちが高まってきます。

 

けど、こっちから近づくと逃げてしまうのもよく分かっている。

 

お世話したいこっちの気持ちとスルスルと逃げていく中学生の綱引き。

 

この綱引きにどう折り合いをつけるのか。

ぼくたちD.Liveでは、毎月イベントをしているのでネコ的中学生との関わりを知りたい方はどうぞ。

 

直近のイベントのお知らせ

9/23(土)14:00 – 16:30
自分の素直な気持ちが話せる 第3回 不登校のおはなし会in滋賀

場所:コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅から3分)
定員:10名
参加費:1,000円

詳細はこちら

 

9/24(日)14:00 – 16:30
【限定5名】隠れた名著『不登校 母親にできること』に学ぶ子どもとの関わりかた

場所:コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅から3分)
定員:5名
参加費:1,000円

詳細はこちら

 

10/15(土)14:00 – 16:30
不登校を経験した大学生と話す、”子どもの勉強・進路・将来” 〜第4回 不登校のおはなし会 in 滋賀〜

場所:コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅から3分)
定員:10名
参加費:1,000円

詳細はこちら

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この記事を書いた人

D.Live副理事/元小学校教員
自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。
自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。

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