叱ること~子どもの自信探求フォーラムを終えて~

こんばんは、スタッフの沢田です。
昨日子どもの自信探求フォーラム、無事に終了しました。
正式な報告は後日このブログでさせていただきますが、
今日はわたしが個人的に感じたこと、学んだことを書きます。

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パネルディスカッションのあと、登壇されたゲストを囲んで座談会の場を持ちました。
「叱り方」というテーマで話しておられた、近江兄弟社小学校の鳥井新平先生のグループで、
気になる言葉がありました。

目次

叱らない

 ・ぼくはほとんど叱らない。

・例えば「あいつを仲間はずれにしよう」とか、誰かの人権が侵されそうなときは思いきり叱ります。

・やんちゃだった子が卒業するとき、スクールバスの運転手さんにこう言ったそうです。
「この学校でいちばん怖いのは鳥井先生。先生は目を見て怒るから」

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父親と鳥井先生

このときわたしが思い出したのは、自分の父でした。
父には怒られたり、叱られたりした記憶がほとんどありません。
家庭に無関心だったわけではなく、
むしろ夜遅く帰宅する母に代わって夕食をつくったくれたり、
習い事の送り迎えをしてくれたり、一緒にいる時間は長い方でした。

わたしにも、4つ下の妹にも、ほとんど怒った顔を見せなかった父ですが
一度だけ妹が小学生の頃、テレビに出ていた外国人をみて、やや差別的なことを言ってしまったとき
そのときは珍しく怒っていて、強く印象に残っています。
でも決して怒鳴るわけではなく、妹の目を見て話していたように思います。

誰かの人権を守るときは怒る、目を見て怒るとおっしゃっていた鳥井先生が父と重なりました。
今でも、父の前では「怒られるから●●しよう、▲▲しないでおこう」と考えることはありません。

いつか母親になったとき、ちゃんと子どもを叱れるのかな、と不安になっていたわたしですが
「信念を持って叱らない」という選択もあるのだと気づけました。

でも自分のなかでここだけは譲れない、という点は、
子どもの目を見て真剣に伝えようと思います。

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この記事を書いた人

2009年に設立。2012年にNPO法人化。
滋賀県草津市を中心に活動。
ミッションは、「子どもがどんなことにも自信を持って取り組める社会を創る」

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