子どものやる気を出すために知っておきたい脳のこと

こどもがなかなか意欲的に取り組もうとしない、こんな経験ありませんか。
そんな行動、実は脳のしくみを知るとアプローチが変わるかもしれません。

「自分で決めて取り組む」へ

7歳頃から発達してくる脳の「自己報酬神経群」という場所。

自己・・・自分でやってやろうと思う
報酬・・・そうして出来たときの喜び、これが報酬になると考えます。

自分でやって成し遂げた、という喜びを得られると
またその喜びを得たいため
次もやってみようというやる気が生み出されるのです。

自己報酬神経群は、自分への報酬をモチベーションにして働きます。
わたしは「やる気の部屋」と呼んでいます。

気をつけたい言葉かけ

一所懸命にがんばるけども伸びがわるい子っていますよね。
今振り返ると 私はそんな子どもだったと思います。

本人はまじめにこつこつ頑張っているつもりなのに、結果が出ないと自分に自信がもてなくなり、
「また失敗するかもしれないし」とマイナスのオーラが渦巻いてやる気も失ってしまう。

そういう子どもと接していて「こうしなさい」とか
「(私はこうだったから)こうやったら上手くいくよ」という風に
アドバイスしていることはないでしょうか。

自己ということばが示すように、ポイントは「自分で」というところなので
脳は「~をしなさい」といった指示を非常に嫌がります。

いうならばぜひ「私はこうだったよ。あなたはどうする?」と
考えることをこどもに任せてみてください。

そして こどもが自分で考えて取り組んだあとは
成功したかどうかではなく、行動したことをほめてあげてください。

こどものやる気を引き出すのは、あなたの言葉かけひとつだったりします。

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この記事を書いた人

2009年に設立。2012年にNPO法人化。
滋賀県草津市を中心に活動。
ミッションは、「子どもがどんなことにも自信を持って取り組める社会を創る」

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