ボランティアをするか1週間悩んだけど、飛び込んだら新しい楽しさが|ボランティアインタビュー #14

本日は、子ども食堂みたいな活動をしている「tudotoko(つどとこ)」のボランティアさやりんにインタビューしました。エントリーするまでに1週間ほど悩んださやりんですが、ボランティアに参加してどのようなことを感じられたのでしょうか。
○動画はこちらです
#8 学生ボランティアインタビュー 【tudotoko】
Uploaded by npo dlive on 2023-01-14.
ーつどとこのボランティアに参加したのはいつ頃からですか?
参加したのは大学2年生の秋頃からです。ちょうど2年ちょっとくらい活動に参加しています。
ー長く手伝っていただいてありがとうございます。ボランティアに参加しようと思ったきっかけはなんだったんですか。
きっかけは、たまたま(笑)。というか、学年が上がって、時間が空くようになったんです。で、周りの友だちはボランティアをしている人が多くて、自分もやってみようと思いました。家の近くでボランティアができるところを探していたら、たまたま見つけていたのがここでした。検索したら他のところもいろいろ出てきたんですけど、私の希望は家から近いところだったので、つどとこに参加してみました。
ー時間が空くという話もありましたが、三回生や四回生になってくると就活やインターンもあると思います。さやりん自身はここのボランティアや他の予定とのバランスはどのようにとっていましたか?
私は、こことバイトとサークルをしています。1週間のスケジュール的には、木曜日はつどとこ、土曜日はサークルと決めていて、残り週2日はバイトという感じでした。中学と高校は部活人間で、部活に打ち込んでいたんですけど、それに比べたら大学生はすごく時間があるので忙しいと思ったことはないですね。
ーありがとうございます。つどとこに2年間参加する中で印象的な出来事やエピソードがあれば教えてください。
2ついいですか。1つめは、まだ私が参加したばかりで、子どもとどう距離をとっていいか分からない時期に、一人の子どもが部屋の外に出たことがあったんです。それを見て、「え、外も暗いのに出ていっていいの!?」と思ったんです。出ていったことに気づいているのも私だけだったので、すぐに追いかけたんです。そしたら、最初は全然話してくれなかったんですけど、背中さすったりしてたら、ポツポツ自分の気持ちを話してくれるようになりました。そこから、だんだん距離が縮まった気がして、翌週から子どもが積極的に話しかけてくれました。
2つめは今年の夏のうどん作りですね(笑)。つどとこって、子ども食堂みたいなところじゃないですか。毎週みんなでご飯も食べるし、活動も兼ねてうどんを作ろうって決まったんです。でも、やってみたら全然うまくいかなくて、味というか麺がうどんじゃなかったですよね。まあ、それもいい思い出として持っています。
ーうまくいかなかったですけど、あのうどん作りは忘れられませんね(笑)。1つめの話に、子どもとうまく関われない時期があったとおっしゃっていましたが、さやりんが子ども達と親しく関わるために工夫したことがあれば教えてください。
初めに来たとき、子どもたちが元気な場所だなぁと感じました。なじめるか不安だったんですけど、週一回の活動なので、できるだけ毎週参加するようにしたり、リアクションを大きめにしたり、全員に一回は話しかけるなどを意識していました。
あと、服装を褒めたり、給食のメニュー聞いたり、その子が話しやすそうな話題をふるように心がけました。
ーなるほど、そんなことを意識されていたんですね。それらの工夫は自分で考えたんですか。
自分で考えました。初めは全然自分から関われなくて、子どもも心を開いてくれなさそうだし、そのときにどうしたらいいか自分なりに考えて、服装や髪型、目についた持ち物などを話してみようと思いました。
ー誰かに関わり方を教えてもらうんじゃなくて、自分なりに考えてやってみたからこそ子ども達からも信頼されていくんでしょうね。いろいろなお話を聞かせていただきましたが、最後につどとこのボランティアを検討している方にメッセージをお願いします。
はい。私もボランティアをするとき、勇気がなくて応募するかどうか迷ってたことがあったんです。私は即行動ができなくて、ボランティアの募集情報も何度も読んで1週間くらい考えてました。やっぱり参加するからには続けたいから、ちゃんと続けられるか自分自身に確認して、「よし」と思って応募しました。
ですので、迷っているなら勇気を出して応募をして子ども達と触れ合ったら新しいコミュニティができて楽しいなと思えます。ちょっとでも迷っているなら、エントリーしてみたら自分のためになるのかなと思います。
お知らせ
自分に自信がもてない思春期の子どもたちが、自信を取りもどせる居場所づくりをしているNPO法人D.Live(ドライブ)。D.Liveでは3種類の子どもの教室を運営しており、ボランティアを希望する学生や社会人が自分の時間や関心に合った教室を選べるようになっています。