子どもの相談相手になりたい!コーチング初心者奮闘記【後編】
D.Live塾での生徒との関わりから、コーチングの勉強をはじめました。
私が学んだことのなかから、
前編ではコーチングの全体像と傾聴のチカラについてお伝えしたので、
今回は質問力について取り上げたいと思います。
コーチングにおける質問力~引き出す質問と情景の共有~
問題も答えも常に相手の中にあると信じること、
これがコーチングするうえで大切な気持ちのひとつです。
コーチングにおける質問力とはこの相手の中にある問題や答えを引き出すためのもの。
質問の方法は相手の話したいことを話してもらうオープンクエスチョンが最適です。
オープンクスチョンとは、「はい・いいえ」で答えられない質問のこと。
答えがひとつに決まってない質問とも言えます。
オープンクエスチョンの反対はクローズドクエスチョン。
具体例でみていきましょう。簡単な例をあげると
クローズドクエスチョン「元気ですか?」
↓
オープンクエスチョン「今日はどんなかんじですか?」というかんじ。
相手の言葉を引き出したあとは、それを具体的にするためさらに質問をしていきます。
5W1Hを使うと効果的です。
「お母さんとけんかしたからちょっとブルーやねん」と言われたら
「いつけんかしたの?」「お母さんになんて言われたの?」
「どう思った?」「なんでそう思った?」
というかんじで、堀りさげて聞いていきます。
お互いが描く場面ができるだけ一致する、情景を共有することが大切です。
相手を信じる
まず最初に気づいたのは「わたしはオープンクエスチョンが下手!」ということでした。
質問を考えるハードルが高くなり、なかなか出てこないのです。
今までオープンクエスチョンをしていなかったのだなぁと感じました。
なぜ今までオープンクエスチョンしてこなかったのか。
たぶん、相手を信じる気持ちが欠けていたのだろうと思います。
人を見下しているようなつもりはなかったけれど、
そこまで聞いてもいい答えが返ってこないかもしれない、と
自分で線をひいて、それ以上深く引き出そうとしないことはありました。
答えは必ず相手が持っていて、それを一緒に探していくのがコーチング。
迷ったときはいつでも、この基本に帰ることを大事にしていこうと思いました。
どんな答えがきても受け止める
答えが限られているクローズドクエスチョンはある程度答えの予測ができます。
でもオープンクエスチョンは回答の自由度が高いので
どんな答えが返ってくるか予測ができません。
どんな答えが返ってきても、相手の考えとして受け止める、
つまりはコーチングが上達したければ人間としての度量を磨くことが重要なのだと学びました。
じゃあ具体的にわたしはどうしようかな、と考えました。
わたしは相手も、自分も大切な存在と認めることをやってみようと思います。
ちなみに、家族と話す機会があったので
「人間としての度量を磨くってどうしたらできると思う?」と聞いてみました。
すると『相手の気持ちに関心を持つ姿勢』という答えが返ってきました。
人それぞれ違いますね。
こういう違いも面白いし、大切にしたいなぁと思いました。