3/24(日)不登校のおはなし会in滋賀 スピンオフ 不登校の経験がなくても子どもと通じ合えるためにできること

はじめまして。

 

昼TRY部というフリースクールでスタッフをしている得津(とくつ)といいます。

フリースクールというのは、さまざまな理由から学校には行きづらい子ども達が通える場所のことです。

 

 

いわゆる不登校の子どもが通うのがフリースクールで、

昼TRY部では20名くらいの生徒がいます。

 

学年も校区も、教室に来るペースもバラバラ。

各曜日、だいたい10名くらいが通っています。

 

 

 

そろそろフリースクール昼TRY部が始まって丸2年になります。

 

2年も経つといろいろな生徒の変化が見えるようになりました。年度が変わるタイミングで学校に少しずつ通えるようになったり、全く手をつけなかった勉強を始めるようになったり、学校では感じられなかった安心感を得られる子がいたり。

 

 

正直、フリースクールでは生徒と遊ぶかしゃべることしかしてないのですが、こんな成長や変化が見受けられます。

 

 

 

ぼくが不登校の子どもと関わるのはフリースクールだけではありません。フリースクールには通えないけど、スタッフと関わりを持ってほしいというニーズに合わせて家庭訪問などで定期的に面談もしています。

 

フリースクール以外にも教室や事業を運営しているので、少数のご家庭としか定期的な面談はできませんが、フリースクールに通う生徒と似たような変化が面談でもおこっています。

 

 

 

どうしてこんな話をしているかというと、そんな様子を見た保護者さんから「子どもがこんなにいろいろ話しているなんて、何か魔法でも使ったんですか!?」と聞かれたことがあったからです。

 

 

 

 

ぼくには不登校の経験はありません。代表の田中や他のスタッフ、学生のボランティアさんなど、昼TRY部や他の事業を手伝ってくれている方の中には中学校や高校のころに不登校だった人もいます。

 

実際のところ、不登校を経験した人がいるからという理由でフリースクール昼TRY部に問い合わせてくれた人もままおられます。

 

 

 

 

 

そんな状況やスタッフに囲まれている中、ぼくは不登校の経験はないんです。

確かに高校生のころ。入学早々、のちに学校のボスとなる女子から嫌われて肩身の狭い思いをしたことがありますが、学校には行っていました。

 

 

人から同情されるような辛い経験もそんなにありません。

 

悩むこともあれば、落ち込むこともあるし、悪いことしたなと子どもに思うことも当然あります。ですが、長く引きずることは少ないし、友だちや生徒と遊べばすぐに元気になります。

 

 

 

 

 

そんなぼくですから「子どもにどんな魔法を使ったんですか?」と尋ねられても、答えに詰まるわけです。

 

 

「特に何もしてないんです。お子さんがアレコレ自分から話してくれましたよ。」なんて言ったら、保護者さんと落胆させてしまうんじゃないかと考えてしまうんです。でも、言葉にするとしたらこうなっちゃうんですよね。

 

 

もし不登校の経験がぼくにもあったら、「実はね、彼が言ったことは当時の自分とそっくりで・・」とかもっともらしいことが言えたかもしれませんが、当然言えない。

 

 

 

それでも、保護者さんからすると子どもに魔法を使ったように思われるくらいですから、無意識のうちに子どもと関わるときに自分がやっていることや気をつけていることがあるんだと思います。

 

 

相手が経験した辛いことを自分が経験していなくても分かり合えることがあるはずです。

 

 

 

ですから今回は、「不登校のおはなし会スピンオフ」として、保護者さんとのインタビューを通して、ぼくが子どもとの関わりで気をつけていることを話す会を企画しました。

 

 

不登校の経験者や保護者さんに話していただくいつもの会とは逆です。

 

 

 

魔法のタネは何もなかったなんてがっかりさせないように、これまで自分が習ってきたこと、教えてもらったことを中心にお話しするつもりです。

 

保護者さんだけでなく、不登校の子どもと関わる先生やカウンセラーさんなどもお越しいただける会になっていますので、よければぜひ。

 

■ これまでの参加者の感想

「子どもに”やらない”選択肢や、毎日の小さなミッションを与えること、昼間の外出をゆるすことを知れてよかったです。」 (N・Kさん)

「参加されたみなさんがとても明るかった事といろんな方の意見が聞けたことがよかったです。」(M・Iさん)

「参加者同士でいっぱい話せて楽しかったです!”やらなくていい”選択肢をつくりたいと思います」(A・Oさん)

「体験談など、どうしたらいいかわからなかった話が聞けたので、来てよかったです。また、同じ立場の方と交流できてよかったです。」(R・Nさん)

■ こんなかたにオススメ

・最近、知り合いからD.Liveを紹介された。

・今後について話せる人が欲しい。

・子どもとのコミュニケーションについていろいろ教えて欲しい。

・子どもの今後のことについて見通しが持てるきっかけが欲しい。

・一人で子どものことを考えすぎてちょっと疲れちゃった。

■ イベント詳細

◎日時  3月24日(日) 14:00~16:30

◎参加費 1000円

◎プログラム
・自己紹介
・フリースクールスタッフ得津からの話題提供
・参加者みんなでお話す時間
・ふり返りやアンケートなど

◎対象 不登校のお子さんがいる保護者さん、不登校の子どもと関わる大人の皆さん(先生、カウンセラー、フリースクールスタッフなど)

◎定員 10名(先着順)

◎会場 草津市立まちづくりセンター
JR琵琶湖線「草津駅」下車徒歩5分
駐車場もありますが、数が少ないので埋まっているかもしれません。

◎お申し込み

・メールでのお申し込み 件名を「3

/24 不登校のおはなし会参加」とし、 本文に、お名前・ご住所・ご連絡先を明記のうえ、info@dlive.jp にメールをお送りください。

※ こちらからのお返事が届かないケースが増えております。迷惑メール対策をされている方は特に、info@dlive.jp のメールが届くよう設定をお願いいたします。

主催  NPO法人D.Live

お問い合わせ先 info@dlive.jp

 

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この記事を書いた人

D.Live副理事/元小学校教員
自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。
自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。

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