山本 駿– Author –

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「憧れの人」を目の当たりにしたときの承認欲求の話
先日、ひょんなことで、「水曜どうでしょう」のディレクターとしてお馴染みの藤村さんにお会いする機会がありました。 10年来の「水曜どうでしょう」の大ファンであるぼくは、『憧れの「藤やん」が目の前にいる』ということだけで一気に舞い上がってしまい... -
「塵も積もれば山となる」が、成功体験に結び付く
何かの目標や計画を立てるときに、時として人は明らかに無茶な目標や計画を立てることがあります。当然のように頓挫すると、「失敗体験」として強烈にインプットされ、ひいては自信がなくなったり、自尊感情の低下に繋がっていきます。 高校生の頃に参加し... -
なぜ「ペンフレンド」は来なかった?―あの名曲から考える自尊感情
爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」という曲をご存知でしょうか。 【ニコニコ動画】爆風スランプ - 大きな玉ねぎの下で ~はるかなる想い 「大きな玉ねぎ」とは、東京にある日本武道館の屋根の上にのっかっている「擬宝珠」のこと。この曲は、まだ1度も... -
「子どもは地域の中で育てる存在」という概念が、消えようとしている
先日、東京のとある警察署が、不審者情報として公園にいる子どもたちに「さようなら」と声をかけた40代の男の情報を掲載して、様々な波紋を呼びました。 「えっ、こんなことで?」という不審者情報は今に始まったことではありません。数年前、自分の住んで... -
「自分は弱い」ことを隠すのは、もうやめよう
いきなりですが、みなさんは「自分は弱い人間である」と認められるでしょうか。 人間はみな「弱い生き物」だと思います。こう書くと強くなりたい、自分はすでに強いんだ、と言う声が上がりそうなものですが、では「強い」ってどういう状況を示しているので... -
スポーツ観戦で自己効力感は高められるのか?
ぼくはプロ野球の千葉ロッテマリーンズというチームをかれこれ10年ほど応援しています。プロ野球やサッカーなどでは、特定のエリアの観客席にそのチームのファンが集合し、太鼓やトランペットなども駆使して選手やチームに大きな声援を送る文化が根付いて... -
これから就職活動を始めるみなさんへ、伝えたい2つのこと
おとといから就職活動が解禁されました。 就職活動をする、しない、問わずこの就職活動解禁という節目は大学生にとって大きく悩む時期だと思います。どういう会社に進みたいのか、何をしてこれから生きていくのか、食べていくのか。。 悩みは尽きないと思... -
「私よりこの人の方が劣っている!」―「炎上」させる側に隠された心理
「炎上」ということばには様々な意味があります。火が燃え上がるさま、野球でピッチャーがどうしようもなく打たれるさま、両方「炎上」です。これに最近では、Twitterやブログなどネット上での失言や悪事のカミングアウトに対して批判・中傷する意味も定着... -
実は小さな成功体験の積み重ねだった、あの人気ゲーム
前回のコラムでクッキングパパから成功体験を考えましたが、今回ももう少し娯楽文化から成功体験について掘り下げようと思います。今回取り上げるのがこちら。 ご存じ、ポケットモンスターシリーズ。今月で初代「赤・緑」が発売されてちょうど19年、今でも... -
なぜ荒岩は料理を作り続けるのか?―クッキングパパから学ぶ成功体験
先日の記事で得津さんが漫画「君に届け」から自尊感情を考えていました。実はぼく、あまり漫画を読まないのですが、唯一愛読している漫画があります。 それが、日本を代表する料理漫画「クッキングパパ」。福岡県・博多を舞台に、主人公・荒岩一味が料理を...