山本 駿– Author –

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子どもが「苦の存在」にならないために
ずいぶんと前、バスで移動中にとある本を読んでいたのですが、その一節にひどく疑問を覚えました。 「これは嫌だな」「こうなったらいいな」というところからスタートして、たとえ目的に達したとしても、新たな苦しみが生まれてしまうということです。 た... -
褒めずに「感情に寄り添う」接し方
不登校ボランティアに携わっていたころ、よく言われていたことがあります。 子どもは褒めちゃだめだよ。 例えば昨日英語のワークがんばったよ!と子どもたちが言っても、目の前でゲームに勝って喜ぶ子どもがいても、「めっちゃがんばったね!えらいね!す... -
大事なのは、「私には何ができるのか」
子どもが言うことを聞いてくれない。 夫が育児に何も協力してくれない。 Twitterを見ていると、日々子育てに悩む人たちの愚痴ツイートが後を絶ちません。毎日大変そうだなぁ・・・と思いながら、ただ流れるタイムラインを眺めています。もちろん、その苦労... -
「いい子」の正体
最近、「自分のやりたいこと」を口にできない若者と言うのが増えているそうです。 就職試験の面接などで、「これからこの会社でどういうことにチャレンジしたいのか」という問いをぶつけても、途端に口ごもるから結局よくわからず、人事側もほとほと困って... -
D.Liveは、ひとりじゃない。
今でも思い出す、7年前のこの時期。 僕は大学の4年間を岐阜という街で過ごした。もちろん、親戚も知り合いも誰ひとりいない。関西弁を話せば珍しがられ、「ひらパー」なんて言っても何それ?と言われる。大学の食堂で出てくる味噌汁は、当たり前のように赤... -
「なぜ?」と言う問いを立てるということ
子どもたちが理解して先に進むパターンは大きく分けて2つあるそうです。 ひとつは、「なぜかがわからないと先に進めない」場合。円周率が3.141592...と続くのはどういう理屈なのか?本能寺の変が起こった原因は何なのか?と言うことが分からないと、学習し... -
合宿が苦手な僕が、高校生の将来を考える合宿を手伝うただひとつの理由。
ある土曜の夜、大阪で僕と代表(田中)はとある打ち合わせに参加していた。 それは、高校生が2泊3日で自分や社会の将来をひたすら考え、企画などで形にして最後に発表する、という合宿。僕ら2人は今回3日間通しでスタッフとして参加する。渡された参加者名... -
不登校の鍵は「信頼関係」―8/28奈良不登校親の会レポ
8月28日、奈良県橿原市で開催された不登校親の会に参加してきました。 なら人材育成協会さんが主催で、不登校のお子さんを持つ親御さんや関わる人たちを対象に奈良県内の各市で開催されているこの集まり。今回は「不登校経験者の進路選択」ということで、... -
夏休み明け、学校がしんどい子どもに「休ませる勇気」を。
お盆明けのTRY部。教室に入ると早々と来た生徒がやたらと難しい顔をしています。なんだろう?と思えば睨めっこしていたのは算数の問題集。 「夏休みの宿題、まだ終わらへんねん・・・。」 おそらく今、溜まりに溜まった夏休みの宿題を終わらせるのに必死な... -
「子どもと一緒に親になっていく」ための冊子
大好きな漫画があります。 福岡・博多の街を舞台に、料理が大好きなサラリーマン・荒岩の奮闘を描く「クッキングパパ」。この漫画、丁寧に描写されている博多の街並みや毎回登場するおいしそうな料理(レシピ付き!)もさることながら、家族や子育ての在り...