山本 駿– Author –

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不登校の子どもの家庭学習「ホームエデュケーション」って、実際のところ何をしているのだろう
「ホームエデュケーション」という言葉があります。 「ホームスクーリング」とも言われますが、「家での教育」という直訳のとおり、学校ではなく自宅を基盤として日々の教育や学習を進めていく、ということを意味しています。この言葉、日本と諸外国ではや... -
たとえ不登校でも「それでいいんだよ」と肯定する、ということ― #ウワサの保護者会 「不登校 親の悩み」を観て
毎週土曜日、NHK・Eテレで放送されている「ウワサの保護者会」。この番組は時折不登校をテーマに扱うことがあるのですが、2月23日分放送は不登校の子どもがゲームに熱中したり、昼夜逆転してしまうことについて、東京シューレの奥地先生をゲストに迎えて放... -
不登校の子どもたちも、心の奥底では「考えている」に違いない―アメトーーク「高校中退芸人」を観て
先週、人気深夜番組「アメトーーク」で、高校中退芸人という企画を放送していました。 アメトーーク自体バラエティ番組なので出演者もおもしろおかしくトークしているところも見受けられましたが、時折「中退したことを後悔している」「いま中退を考えてい... -
TRY部の授業に「手帳」が必要不可欠な理由。【TRY部授業レポート】
TRY部の生徒には、原則ひとり1冊「手帳」を買ってもらうことにしています。 手帳、というのはいわゆるスケジュール帳のことですが、最近ではただ単にカレンダーや週間ページに予定を書き込むだけではなく、さまざまな事柄を記入・記録できる手帳も増えてい... -
子どもたちの力がぐんと伸びる「計画と振り返り」って、具体的に何をやってるの?【TRY部 授業レポート】
弊団体では、毎週月曜日と金曜日の夜間に「TRY部」という教室を開いています。 ここでは、勉強や教科学習を教えることはありません。そのかわり、毎日の過ごし方や計画、目標をとことん事細かく決めて、日々の生活の中で小さな自信を育んでいくことに特化... -
学校や外の居場所で疲れている子どもたちを、家で好きなようにのびのびさせてあげてください。
子どもたちと日々いろんなところで関わっていると、必然的に保護者の方とも関わる機会というものも増えます。そこでいつも、僕が腑に落ちないことがひとつあるのです。 どうも子どもたちの様子が、「家」と「それ以外の場所」ではまったく違うようなのです... -
不登校の子どもの「わからない」は逃げているだけだ、と「勘違いしている大人たちへ」。
この間の日曜日、大阪城近くのドーンセンターで行われた「君の居場所はきっとある」(主催:NPO法人フリースクール全国ネットワーク、協力:ふりー!すくーりんぐ)というイベントに参加してきました。 このイベント内で3つのシンポジウムが行われ、2部で... -
本当に「不登校を解決したい」とお思いなら、まずはその「解決したい」気持ちを捨ててください。
書店や図書館で不登校に関する書籍が並ぶコーナーに足を向けると、決まって目に入るのが「不登校はこうすれば解決する!」などといった、「解決」という文言が含まれた本。実際「不登校 解決」というワードでGoogle検索する保護者の方も少なくないようです... -
推定30万人以上の「不登校傾向」の子どもたちを、学校は救えるのか?―日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査」より
「学校、イヤだったよねー。ほんと行かなくていいと思うよ、あんなとこ」 少し前の飲み会で、僕が不登校だったという話題になると突然こんな声が上がりました。その方はデザイナーとしていまバリバリ活躍されているのですが、イヤイヤながら学校へ通ってい... -
不登校経験者が「高校教員」と「NPO法人スタッフ」の両立に挑んだ1年間
弊団体の教室「TRY部」で、年末のある日の授業前に「2018年の漢字」を生徒・スタッフともに発表する場がありました。僕は、A4用紙の左下に大きく、この1文字をしたためました。 「挑」。 とにかく、今年は「挑」み続けた1年でした。「挑」戦の1年でした。 ...