勉強しない子には、どうする?

“子どもが勉強しなくて、ついガミガミ怒鳴ってしまう”という経験ありませんか?
宿題もせずに遊んでる。勉強すると良いながらいつまでたってもゲームをやめない。そういう姿を見ると、イライラしてしまうのも無理ありません。
では、こんなときはなんと言えばいいのでしょうか?
「勉強しなさい!」「今やろうと思っててん」こんな会話、どこでもありますよね?怒ってやらせようとすると、余計に子どもは反発するもの。
オススメするのは、お子さんと一緒にその日の計画を立てる方法です。大まかでもいいので、その日になにをするかを本人に考えさせます。いつ、どんな順番でなにをするのかを下記のような感じで書きます。
17:00 テレビ見る
17:30 ゲーム
18:00 夕食
19:30 宿題
20:00 お風呂
気をつけるのは、計画を批難するのではなく、一緒に実現へ向けて考えること。決して、計画にケチをつけないでください。(「先に宿題しなさい!!」など)
「ゲーム、途中でやめられる?」
「ご飯食べたあと、眠たくなるけど宿題出来るの?」
どうすれば実現可能なシナリオ(計画)になるかを一緒に考えてあげてください。この計画作りでなによりも大切なのは、本人が自分で決めたという実感が持てることです。自分の発言や行動を一貫したものにしたいという、『一貫性の原理』がはたらき、子どもは自分の計画を守りたいと思います。
もちろん、計画通りにいくことは少ないでしょう。もし勉強する時間なのにしていなかったら、「あれ?計画どうやったっけ?」と声をかけるだけでOK。計画を守ろうという意識がはたらき、「やろう」と行動にうつしてくれます。
実際に試してみてうまくいかないときは、下記のことが考えられます。
(うまくいかないときの原因)
- 保護者主導で計画を作っている
- 明らかに不可能な計画を立てている(実現させたいと思えない計画)
- 言われたから計画を立てただけで、適当に作っている
1日の計画を立てるのは難しいもの。まずは、「これから1時間の計画」など、出来ることから始めるのがオススメです。