TRY部のある1日

なにもできないと思っていた。
自分はダメだと思っていた。
自分に自信か持てなくて、自分が嫌いだった。
でも、TRY部に来たことで、確実に「自信がついたな」と思う。
最近、毎日が楽しい。
なんだかTRY部は、温かい。
なんだろうこの感覚。
家でも学校でも感じないこの感覚。
どんなことを言っても許される雰囲気。
ぶっちゃけた話しもできる。
うまくいかないこと、イライラしていること。
なんでも言える。周りの空気を読む必要はない。
怒られる心配もない。
(どんなことでも言える、なんでも聞いてくれる雰囲気)
大人はスグに自分の話をする。
最後まで話しを聞いてくれない。
言っている途中でアドバイスをしてくる。
先生も親もみんなそう。
でも、TRY部は違う。
うまくしゃべられなくても、どれだけツマラナイ話しでも、最後までじっくり話しを聞いてくれる。
だから、安心して話すことができるんだ。
(最後まで話しを聞いてくれる大人がいる)
計画なんて意味がないと思っていた。
どうせできるわけない。
でも、TRY部では自分がやりたい、できるようになりたい目標を立てる。
人に言われたものじゃない。
だから、ガンバれる。
(自分で立てた目標だからガンバれる)
TRY部では、「できること」を目標にする。
少しガンバればできることだから、やってみようと思える。
今まで、できない目標を立てて、できなくなってイヤになっていた。
でも、できる目標だから、達成できる。すると、自信がつく。
どんどんガンバろうという意欲につながる。
(「できた」ことが自信になる)
話すのが苦手だった。
学校でも友達とうまくコミュニケーションをとれない。
内向的な性格も手伝い、思っていることをなかなか話せなかった。
TRY部では、ペアワークが多いので、なにも気にせず話すことができる。
自分の意見や考えを話すことを通して、自然に話すのがうまくなってきた。
(たくさんの話す機会を通して、話すチカラが身につく)
TRY部が終わって帰るとき、いつも気持ちはスッキリしている。
イヤなこと、腹立つことがあっても、TRY部で聞いてもらえると気持ちが軽くなる。
親や先生に言えないこと。友達にも言いたくないことでも、ここなら安心して話すことができる。
(親や先生、友達にも言えないことが話せることで、気持ちがラクになる)
なんだか、いつもイライラしていた。
むしゃくしゃして、親の言葉一つ一つに腹が立っていた。
胸の中には、常にモヤモヤがあって、自分でも抑えきれなかった。
TRY部では、どんなことでも聞いてくれる。
親への愚痴や先生への悪口なんかも言える。
「そんなん言ったらあかん」と言われないので、どんなことでも気軽に話せる。
そうすると、今までムカムカしていた気持ちが落ち着き、前向きな気持ちになれる。
(聞いてもらえることで、気持ちがスッキリする)
自分に自信が持てなかった。勉強は、どんどん分からなくなる。
勉強しないといけないことは分かっているけれど、ガンバろうという気持ちがおきない。
塾にも行きたくなかった。「分からない」「出来ない」というのがイヤだから。
TRY部では、小さな小さな目標を立てるところから始める。
「毎日1分だけ勉強する」という目標を立てたら、「うん、いいね」と言ってもらえた。
1分だけなら、なんとかできる。すると、次は2分、5分、10分と、少しずつ目標を伸ばしていった。
(小さな「出来た」が重なり、自分の成長が実感できる)
将来、やりたいことなんて特になかった。
働くことなんてめんどくさいし、イヤだと思っていた。
けれど、TRY部で楽しく働いている人のことを聞いて、
「働くのは楽しいのかも?」と思うようになった。
やりたいことは、まだ見つかっていない。
でも、ちょっと働きたい気持ちになってきた。
(就職や仕事について楽しく学ぶ機会がある)
人前で話す自信がなかった。
物静かなで、積極的に発言するタイプではなかった。
だから、グループワークは苦手だった。
TRY部でも、みんなと話す時間がある。
苦手だし、「イヤだな」と思っていた。
けれど、TRY部には「パス」ってのがあった。
言いたくない、考えがまとめまっていない人は、”パス”ができる。
学校では、「分かりません」「特にありません」と言えない雰囲気があるけれど、
TRY部では、それが許される。だから、グループワークも気がラクだ。
(間違ってもいい。言えなくても受け容れてくれる雰囲気がある)
保護者 編
なんだか、ここ数日元気がない。
声をかけても、「別になにもない」と言う。
心配だな……。
「ちょっと、聞いてもらおう!」
LINEを取り出し、スマホに文章を打っていく。
子どもの様子がなんだかおかしく、少し悩んでいる様子です。
ちょっとしんどそうにしているのですが、私には話してくれません。
少し、話し聞いてあげてもらってもよいでしょうか?
内容を書くと、TRY部スタッフに送る。
(子どものホンネを代わりに聞いてもらえる)
「ちょっと、英語のクイズ出してくれへん?」
今までほとんど勉強しなかった息子がいきなり言ってきた。
どうしたんだろうと思って聞いてみると、TRY部で決めた目標らしい。
「自分で決めた目標やし、できひんかったらカッコ悪いし……」と言い、単語集を渡してきた。
「ここのページやったらなんでもいいで」
今まで、なにを言っても勉強しなかったのに、イヤイヤながらもちゃんと取り組もうしている姿を見ると、嬉しくなった。
(子どものガンバっている姿を見ることができる)
子育てがうまくいかず、落ち込むことがある。
「どうして私、ダメなんだろう……」
困ったとき、漠然とした不安を感じたとき、TRY部スタッフにLINEを送る。
スタッフは、どんな悩みや不安でも、親身になってくれる。
じっくり聞いてくれる。温かい言葉をくれる。
「大丈夫ですよ」「大変ですよね」「~さん、子育てガンバってますよ!」
こんなふうに言われると、なんだか落ち込んでいた気持ちなんてふっとび、前向きになれる。
(カウンセリングのように、落ち込んだときにいつでも相談ができる)
最近、宿題が後回しになっている娘。
夜遅くから取り組むから、いつも寝る時間が遅くなる。
「どうしてたら、宿題をスグにするようになりますか?」
LINEで相談をすると、具体的なアドバイスが返ってきた。
「ふむふむ。本人、音楽が好きなので、大好きな曲をかけながら宿題をさせるようにしてあげてください。あと、ストップウォッチで時間はかりましょう」
言われたとおりにやってみると、簡単に宿題ができるようになっていた。
本人のことをよく分かっているから、アドバイスも的確だ。
(どうしたらいいか分からないとき、適格で具体的なアドバイスをもらえる)
いつも忘れ物が多い我が子。
「ほっといたら…」と思うのに、イライラして、ついつい口出しをしてしまっていた。
でも、最近はほとんど忘れ物しないようになった。
どうしてだろう……と思って、本人に聞いてみると、「チェックリスト作っているねん」と言う。
「忘れ物多いの困るし、どうしたらいいかなと思って、TRY部で計画立ててん。チェックリスト作るのがいいよって教えてもらって、それやってるねん。そしたら、ちゃんとできるようになったわ」
(なにも言わなくても、自主的に改善するようになる)
家の中では、なんだかいつもイライラしている様子だった我が子。
でも、最近はなんだか落ち着いていて、楽しく会話することもできるようになってきた。
「イライラをコントロールできるようになってん」と、娘は誇らしげに語る。
(感情のコントロールができるようになり、楽しく親子の会話ができる)
「勉強しなさい」って言われると落ち込むみたいです。
代わりに、「勉強、なにが大変?」と聞いてあげてくださいね。
TRY部スタッフからLINEが来た。
どうやら、子どもからの要望らしい。
TRY部のスタッフは、通訳みたいだなと思う。
子どもがどんなことを思っているのか、分かりやすく説明してくれる。
もし、本人から言われたら、私もイライラして、「言わせているのはアナタでしょ」と言っているだろう。
でも、こうやって言ってもらえると、「気をつけてみよう」と思える。
(子どもの気持ち、親への要望を知ることができる)
反抗期の息子。
なにか言うと、必ず口答えをしてきていた。
なにも言わずにいようと思うけれど、ついつい言ってしまう。
そして、イライラして、こちらが切れてしまう。
TRY部に行くようになって、なにも言わなくても、自分からちゃんとするようになった。
「いつになれば、ちゃんとするのだろう……」と、不安に思うことも減り、イライラすることも減った。
いつも飲むコーヒーもなんだかいつもよりも美味しく感じる。
(子どもを見るたびにイライラしていた気持ちがなくなり、リラックスした気持ちになる)
「つよしくん、先日はこんな目標を立てました。まだまだうまくいっていないようですが、前向きに取り組んでいますよ」
TRY部のスタッフからLINEが届いた。
子どもは、TRY部に行っても、なかなかどんなことをしたのか教えてくれない。
だから、こうやって連絡をいただけるのはありがたい。
ガンバってやっているのだなぁと思うと、行かせて良かったなと思える。
(TRY部での様子や目標がわかる)
TRY部は、塾とは違ってなにをしているか分かりにくい。
毎回、いろんな授業をしていて、子どもに聞いても、「ちょっと難しい」と言われる。
だから、どんな授業だったのか動画でレポートを送ってくれるので、助かっている。
(どんなことをしているのか、授業内容が分かる)