勉強しない子には、どうする?

“子どもが勉強しなくて、ついガミガミ怒鳴ってしまう”という経験ありませんか?

宿題もせずに遊んでる。勉強すると良いながらいつまでたってもゲームをやめない。そういう姿を見ると、イライラしてしまうのも無理ありません。

では、こんなときはなんと言えばいいのでしょうか?

「勉強しなさい!」「今やろうと思っててん」こんな会話、どこでもありますよね?怒ってやらせようとすると、余計に子どもは反発するもの。

オススメするのは、お子さんと一緒にその日の計画を立てる方法です。大まかでもいいので、その日になにをするかを本人に考えさせます。いつ、どんな順番でなにをするのかを下記のような感じで書きます。

17:00 テレビ見る
17:30 ゲーム
18:00 夕食
19:30 宿題
20:00 お風呂

気をつけるのは、計画を批難するのではなく、一緒に実現へ向けて考えること。決して、計画にケチをつけないでください。(「先に宿題しなさい!!」など)

「ゲーム、途中でやめられる?」

「ご飯食べたあと、眠たくなるけど宿題出来るの?」

どうすれば実現可能なシナリオ(計画)になるかを一緒に考えてあげてください。この計画作りでなによりも大切なのは、本人が自分で決めたという実感が持てることです。自分の発言や行動を一貫したものにしたいという、『一貫性の原理』がはたらき、子どもは自分の計画を守りたいと思います。

もちろん、計画通りにいくことは少ないでしょう。もし勉強する時間なのにしていなかったら、「あれ?計画どうやったっけ?」と声をかけるだけでOK。計画を守ろうという意識がはたらき、「やろう」と行動にうつしてくれます。

実際に試してみてうまくいかないときは、下記のことが考えられます。

(うまくいかないときの原因)

  • 保護者主導で計画を作っている
  • 明らかに不可能な計画を立てている(実現させたいと思えない計画)
  • 言われたから計画を立てただけで、適当に作っている

1日の計画を立てるのは難しいもの。まずは、「これから1時間の計画」など、出来ることから始めるのがオススメです。

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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