山本 駿– Author –

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HSPの人も、不登校の子どもたちも、存在しなければ社会が成り立たないと思う理由
先日、HSP(Highly Sensitive Person:過度に敏感な性質をもつ人たち)の当事者研究会に参加してきたのですが、そこでこんな声があがりました。 「HSPの人が多い環境と少ない環境、どちらが良いのか?」 もともと研究会のテーマが「働くこと」ということで... -
フリースクールを運営しているけど、不登校の子どもたちにとってフリースクールがすべてではないよ、という話。
「うちの子、そんなガヤガヤした場所なら行きたくない、って言うんですよ・・・」。 弊団体では「昼TRY部」というフリースクールを運営しています。常時6人~7人程度の子どもたちが思い思いに過ごしているのですが、ある一角では同じゲームで盛り上がり、... -
「こんな自分でも、こうして楽しく働いているんだぞ」という背中を、子どもたちに見せ続けたい
「こんなヤツがひとりくらいいたっていいだろう」。 僕はこんなことを思いながら、日々学校で、弊団体の教室で子どもたちと接しています。 これは何度か書いたことですが、僕は子どもたちと接する上で、7割がた「上下関係」というものを捨てています。別に... -
「フリースクール」という場所を、不登校支援でもっともっと活かすために。―7/21(日)不登校のおはなし会in滋賀 経験者と考えるフリースクールでの学び
こんなデータがあります。 これは文部科学省が毎年公表している「児童生徒の問題行動等生活指導上の諸問題に関する調査」というデータより、「不登校の小中学生が相談・指導等を受けた学校内外の機関」の数値をグラフ化したものです。 現在、不登校支援は... -
不登校だった僕が思う、「学校は必要なのか?」問題
先日、インターネットでこんな記事を見つけました。 「学校は必要か問題」才能ある人の意見が参考にならない理由/ひろゆき このひろゆき氏の文章、一部「それは違うんじゃない?」と思うところも正直あるのですが、学校が必要なのかどうか、というかなり... -
僕たちは、不登校についてもっともっと「知る」必要がある
最近、「知らない」ということは良くないなあ、と思うことがあります。 実は、弊団体が運営するフリースクール「昼TRY部」も、出発点は「知らない」ことでした。今だから言えますが、僕はそれ以前から夜の教室「TRY部」に不登校の生徒が多く通っている現状... -
罪悪感を否定された瞬間、僕は学校に信頼をおけなくなった。
僕が最初に入学した高校を辞めるきっかけになったのは、入学後すぐの宿泊研修でした。 お楽しみ会のあとに必ず態度を全員叱責され、生徒指導の教師がマイクで怒鳴り散らすなど、とにかく「生徒を上から押さえつける」教育に地獄を見た僕は、途中で帰らせて... -
人と違うことをすることで生き延びた僕は「集団恐怖症」だったんだ
先月末放送された、NHKスペシャル『シリーズ 子どもの声なき声(2)「“不登校”44万人の衝撃」』。 この番組で流された序盤のVTRに、僕は思わず言葉を失いました。 中学校の講堂のような場所で、制服を着た集団が、一糸乱れず「よろしくお願いします!... -
自分が「敏感すぎる特質」で良かった―「HSPと天職」に関するインタビューを受けてきました
「自分のやってる仕事が天職かそれに近い!ってHSPさん、いらっしゃいませんか?」 ある日Twitterでこんなツイートを見かけて、思わず手を挙げました。 もう、このブログを通して何度もカミングアウトしていますが、僕は極度の過度に敏感な特性「HSP」です... -
ふざけている生徒にキレたあと、僕はハッキリ「 #学校ムリかも 」と自覚した
僕が、不登校になったきっかけ。 今でもそうなのだが、僕は子どものころから「他人が誰かに怒られている」という状況がめちゃくちゃ苦手だった。小学6年のとき、音楽の授業を担当していた先生が怒るのが怖くて、何度も何度も仮病を使って保健室でサボった...