〈体験生徒募集〉言わなくても勉強する! 勉強を教えない過保護な塾

一人の生徒がいた。
彼は、中学2年生で活発な男子。
体育会の部活に入り、楽しそうに学校生活を過ごしていた。

ただ、勉強は苦手だった。
「俺、あほやねん」と笑って答える。

でも、実は勉強が出来ないことにコンプレックスを抱えているってことを後になって知った。

「テストとか別にどうでもいいと思うねん」と彼は言っていた。

テストの点数は、30点から40点ほど。

成績が悪いのも、気にしていない様子だった。

本当は、勉強が出来るようになりたいというホンネを聞いたのは、少したってからだった。

彼には、夢があった。
でも、誰にも言えなかった。

「なぜ?」と聞くと、彼は苦笑いしながら言った。

「だって、俺あほやから、そんなこと言ったら、何言うてるねんってなるもん」

口にしたのは、以外な言葉だった。

「実は……、先生になりたいねん」

先生になりたいのに、勉強が苦手では笑われると思ったのだろう。

彼は、誰にもこの思いを話せなかった。

自分自身でも、どこかで諦めていたのかもしれない。

でも、彼の夢は明確だった。

「学校で輝けない子っておるやん。運動が苦手で勉強も嫌いな子。そんな子に光を当てる先生になりたいねん。どんな子も活躍する場所をつくれるようなことがしたいねん」

きっと自身と重ね合わせていたのだろう。

彼自身、そこまで運動が抜群にできるわけでもなかった。勉強も苦手だ。

だから、自分のような生徒を手厚く見てあげられる先生に憧れたのかもしれない。

夢を口にしたあと、彼は変わった。

「俺、やっぱり先生になりたいわ」と言い、どうすればいいのか熱心に相談を求めるようになった。

先生になるのに適した大学を一緒に探し、そのためにはどこの高校へ進学するのがいいのかを話し合った。

初めはなかなか勉強の習慣もつかず、「ついYoutube見てしまう」と言っていた彼だが、気がつけばいつでも単語帳をカバンにしまうまでになっていた。

そして、彼は見事に志望校合格を勝ち取った。

彼は、「勉強なんてどうでもいい」と言っていた。

でも、そうじゃなかった。

ただ、諦めていたのだ。

「俺、あほやから……」と、自分自身に言い訳をしていた。

しかし、本当の気持ちに気がつき、意欲的に勉強をするようになっていった。

ある中学生は、学校へほとんど行っていなかった。
当然、勉強は遅れていく。
遅れを取り戻すため、彼は塾へ行くことになった。

しかし、続かない。
どれも1ヶ月と続かず、3つの塾を渡り歩いた。

4つ目として、彼は僕たちの教室へやってきた。

塾にうんざりしていたのだろう。

半ば引きずられるように、彼はお母さんと一緒にやってきた。

イヤそうな顔をしながら。

そんな彼は、この教室へ来てからもう4年近くになる。
どの塾も、1ヶ月と続かなかったのに。

彼は言う。
「他の塾って堅苦しい感じがして、すごくしんどいねん」と。

「宿題を毎回出されるのもイヤ。家で勉強ができひんから来てるのに、なんで家でやる課題がでるんかわからん」

そう言う彼は、この教室へ来て、自分で計画を立てて少しずつ勉強ができるようになった。

以前、塾で20年以上働いているかたに聞いたことがある。

「塾は、成績の悪い子を手厚く見ることってあまり無いのです。極端なことを言うと、辞めてもらっても構わない。進学実績にならない生徒は、塾にとって“良い生徒”ではないんですよ」

全ての塾がそうではないだろう。

でも、やっぱり塾はビジネスで、やる気のない生徒をなんとかするよりも、やる気がある子の成績を伸ばしたほうが実績になりやすい。

だから、僕たちは“やる気がない”ように見える子、勉強が嫌いで、「あほやねん……」と言う子に対して、塾をしたいと思った。

どこまでも、過保護で手厚い教室をする。

僕たちはずっと、不登校の子どもたちと向き合ってきた。

「学校へ行きたくない」という子に対して、話しを聞いて、少しずつ意欲を引き出していく。

思えば、これって「勉強をしたくない」というシチュエーションとほとんど同じ。

僕たちが不登校の子たちと向き合い、培ってきた実績は“勉強したくない”という子に対してもそのまま応用が効く。

ほとんど目も合わせてくれない子。
「大人なんて信用できひん」と言ってくる子。
「なんもしたくない」とやる気が全く見えない子。

様々な子と僕たちは接してきた。

だから、“やる気がない”、“勉強が嫌い”な子は、大歓迎だ。

ここは勉強も教えないし、宿題もない。
先生がスーツを着て、堅苦しく接することもない。
勉強を強制することすらしない。

なぜなら、僕たちは分かっているから。

子どもが本当は、勉強ができるようになりたいと思っていることを。

だから、寄り添い、「勉強できるようになりたい」気持ちを聞いてあげて、一緒に勉強ができるように取り組んでいく。

なにを言っても勉強しない。
塾には行きたくないと言っている。
テストの点数が悪いのに危機感が感じられない。

そんな子こそ、僕たちが見て行きたいと思っている。

勉強を教えず、勉強の意欲を高める。

これは、僕たちの挑戦だ。

僕は、なんとしても成績を伸ばしたいし、勉強のやる気も高めたい。

これまで、何人もの生徒が、劇的に変わる瞬間を見てきた。

保護者や学校の先生から、「あんな表情見たことありません」と言われるくらいに、子どもは変わる。

その瞬間を僕たちはこれからもどんどん作っていきたい。

秋の体験モニター募集

D.Liveでは、今までおこなっていたTRY部のカリキュラムをリニューアルし、勉強を教えず、学力を伸ばす塾を始めます。

子どもに寄り添い、悩みや不安、どんなことでもじっくり耳を傾けます。

「自分なんてどうせ……」
「俺、あほやし……」
「塾なんて行きたくない……」

そんな子にこそ来てほしい教室です。

開講に先立ち、限定6名で授業を体験してくれる生徒さんを募集します。

参加希望のかたは、10/27(金)、10/30(月)のどちらか可能な日に
「無料説明会&体験会」へ、親子でお越しください。

【無料説明会&体験会】
10/27(金)
どうして僕たちは勉強が嫌いになったのか。
ぶっちゃけ座談会

10/30(月)
学校で言えない事もココでは話せる!苦手な友だちや先生との関わり方

【体験モニター授業】

11/6(月)
①一緒に考えるから安心!
自分にあった目標と1日のスケジュールの立て方

11/10(金)
②こんなやり方アリ!?
学校じゃ教えてくれない誰でもできる勉強法

11/13(月)
③テスト直前!自分のスケジュールを見直そう!

11/17(金)
④どうして成績を伸ばしたいの?
もう一度自分の理由を確認してモチベーションを高めよう

11/20(月)
⑤自分の力で2時間の学習スケジュールを立てて勉強しよう!

11/24(金)
⑥総まとめ!自分で勉強できる方法をテスト期間の過ごし方から見つける

※ 授業内容は、変更する場合があります。

【時間】19:30 – 21:30

【場所】草津まちづくりセンター

【対象】中学1年生〜高校3年生

【料金】5,000円(11/6 – 11/24までの6コマ)

【お申込み】下記のフォームにご記入ください。

内容や体験モニターに関するお問い合せは、info@dlive.jpまでご連絡ください。

〈秋の体験モニター応募フォーム〉

    保護者のかたのお名前 (必須)

    お子さんのお名前 (必須)

    お子さんの学校名 (必須)

    お子さんの学年 (必須)

    携帯電話番号 (必須)

    メールアドレス (必須)

    どちらでTRY部をお知りになられましたか?(必須)ブログホームページSNS知人検索その他

    希望する体験日(必須)10月27日(金)10月30日(月)

    困っていることやTRY部に期待すること (必須)

    ご質問などございましたら、こちらへご記入ください。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

    中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
    しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
    野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
    浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
    友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
    フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
    京都新聞にして子育てコラムを連載中。
    詳しいプロフィールはコチラから

    目次