「学校の授業ってどんな感じなん?」
今日の60分チャレンジテーマは、“話す”でした。
テーマに沿って、どんな内容をおこなうかを話し合い。
ただみんなでしゃべってもチャレンジには、なりません。
話し合った結果、「学生生活、仕事について話を聞く」という内容になりました。
目的は、「人生、これからについて考える」というもの。
旧草津側でまったりとみんなで1時間、話しました。
どうやって聞こう?
やることは決まったものの、どんな風に進めていくかが難しい。
生徒の頭には、どんなことを聞きたいかが漠然とあったみたい。
けれど、それをどうやって聞いていくかがちょっとわからない。
「学校のこと、仕事のことをいろいろ聞く」というかなりざっくりした計画のままスタート。
生徒が進行をおこない、大人はその質問に答えていく。
普段、学生時代の話なんてしないので、大人も新鮮。
「その大学で満足してるの?」
「自炊してた?」
「朝、スタバへ行って優雅に朝食とれる?」(生徒にとって、理想の朝らしい!)
「どんな仕事しているの?」
「ライフスタイルは?」
「今、楽しい?」
そんなところに関心があるのかぁとわかって、こっちも楽しんでいました。
雰囲気は、さながらオープンキャンパス。
「ここの大学いいよ」「あー、そっちもいいねー」なんて話をしたり、
「結局、大学がおもしろいかどうかじゃなくて、自分が楽しむかどうか」という名言も出ました。
ぶっちゃけトークも連発で、「違う大学へ行けばよかった」とか「フリーで仕事しているけど、少し不安」とか普段なら聞くことの出来ないような話も出て、生徒たちも満足した様子でした。
もっと、計画しておけばよかった。。。
1時間がたち、おしゃべりはおしまい。
振り返りをおこないます。
「今後のこと、もうちょっといろいろ考えないといけないな」
「大学のこととか、もっと考えてみたい」
「将来を考える大切さがわかった」
などのコメントが出ました。
60分の使い方に関しては、反省が多く出てきました。
ほぼノープランでおこなったので、結果的には聞きたいことが聞けたけれど、それは結果論。
「質問でなにを言うか困った。もう少し、筋道や時間配分を考える必要がある」とは生徒の声。
大人も混じって、「こうしたら良かったかなぁ?」「どの辺が困った?」と、話ながら振り返り。
チャレンジ全体のやり方などは反省点も出てきましたが、生徒たちに取っては聞きたいことが聞けたので1つの目標はクリア。
今後以降の反省材料として、時間配分や計画の仕方を学びました。
<編集後記>
やっぱり、子どもにとっても大学生活って憧れなんですね。
しかし、今回も難しかった。
「将来のことについて学ぶ」というかなりざっくりとしたテーマ。
60分をどうデザインするかは、難しいところです。
思いついたことを聞いていくだけでは、聞きたいこと全ては聞けません。
生徒は、どういう風に進めていくか計画段階で考えていましたが、よくわからないので、なんとなくでスタート。
しかし、終わったあとでちゃんと計画の大切さに気がついていたのは成長。
大人でも計画ってめんどくさいですよね?
「やったほうが早い!」って思ってしまうもの。
でも、それではうまくいかないのが“60分チャレンジ”です。
計画を立ててやらないと、うまくいかないし、やっているときに無駄な時間が多く発生してしまいます。
結果的に、消化不良で終わることもあります。
今回、生徒達には「時間配分の方法」を簡単にレクチャーしました。
「60分という大きな塊で考えるのではなく、15分を4つのブロックに分けて考えるといいよ」とアドバイス。
アツい中、河川敷で話をするのはとても楽しかった!
“話す”というテーマ、子ども以上に大人のほうが楽しんでいたかも知れません。(笑)