子どもが勉強しないのは、どうすればいい?

保護者のかたに聞かれる質問でトップが「うちの子、勉強しないんですけどどうすればいいですか?」というものです。D.Live塾では、勉強を教えないし、勉強しろとも言わないのに、生徒達が自発的に勉強するようになっています。

今まで勉強しなかった理由を聞いてみると、「どうせ勉強しても、点数取られへんし、ムダやと思っていた」などとはじめから諦めているケースが多くあります。決してやる気がないわけじゃありません。ただ、自信がないのです。教科書を開いてみても全然分からなくて余計落ち込む。

「所詮、自分はこんなもの。。。」

どうせ出来ないんだったらガンバっても意味がない。それならやらないほうがマシ。ガンバって悪い結果を招くよりは。。。

子どもたちの頭の中ではこういう思考が(ほぼ無意識に)働いています。

彼らが勉強しないのは、恐怖が原因です。勉強してもわからないという恐怖。せっかく勉強しても結果がついてこない恐怖。自分が勉強できないことに直視する恐怖。

誰でも自分はすごい人と思いたいもの。勉強しないことで、「勉強がキライなだけで、頭が悪いわけじゃないもんね」と自分に言い訳が出来るのです。

子どもたちが勉強しないのは、自分を守るため。恐怖から逃れるためです。

では、どうすれば勉強するようになるでしょうか?

お化け屋敷を歩くとき、おそるおそる進んでいくのと同じで、まずは出来ることから始めることです。たとえば英語の勉強だったら、最初は「教科書を10秒見る」といったことでもOKです。大切なのは、“出来ること”からはじめること。どんな小さなことでもいいのです。単語を1つだけ覚えるといった、簡単そうに見えるものでも充分です。だって、今までその「単語1つを覚える」さえ出来なかったのですから。

次に大事なのは、『結果を意識しない』こと。子どもたちが勉強しているときに思っているのは、「勉強しても、どうせテストで点取られへんし。。。」といった未来です。先のことを考えると今やっていることがムダに思えてきてしまい、やる気をなくすことが多々あります。

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目の前のことに集中させる。

テストや結果のことは意識させない。

小さな目標、今まで出来なかったけどガンバったら出来ることをコツコツおこなっていけば、次第に勉強へ取り組めるようになります。

「わかる」「出来る」という自信がつき、少しずつ勉強が出来るようになってきます。

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

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