山本 駿– Author –

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学校へ行くことは目的?手段?―麹町中学校工藤校長の言葉から考える「手段の目的化」
先日、テレビ東京系列『カンブリア宮殿』で千代田区立麹町中学校の特集が放送されました。 皇居や国会議事堂からほど近いところにあるこの中学校では、「中間・期末テスト」「宿題」「クラス担任」を廃止。その代わりに、テストに関しては単元ごとのミニテ... -
【子どもと関わる立場を志す人に読んでほしい】子どもがキツい言葉で接してくるとき、その子は何を思っているのか
教員とNPOのスタッフ、二足のわらじで子どもたちと関わり始めてこの秋で1年半が経ちますが、そのぶんたくさん見えてきたことがあります。 そのなかのひとつが、多くの子どもたちは「信頼の置ける大人」を探しているのだな、ということ。 多感な年頃である... -
怒りを感じても大丈夫。「怒りのままに行動しない」ことを目指そう
このブログで何度も書いた話ですが、僕は「怒鳴り声」や「誰かが怒っている」というシチュエーションが本当に苦手です。とても敏感な特性(HSP)を持っているので、ちょっと気配を察知したら動けそうなら自分から避難するようなこともしばしばあります。 ... -
「 #8月31日の夜に 」変わらなければならないのは、生きづらさを抱える子どもではなく大人だと思う
NHKが昨年に続き、「#8月31日の夜に」というキャンペーンを展開しています。 日本において、18歳以下の自殺者数を日別に見ると、ダントツで「9月1日」に跳ね上がっているデータは、もうこのブログで何度もご紹介しました。9月1日、つまり夏休みの明けた2学... -
まちがいない。20年前、小学生の僕は確実に「HSC」だった
「HSC」(Highly Sensitive Child:過度に敏感な特性をもつ子どもたち)という言葉が、確実に広がり始めています。 先日はHSCの育て方、接し方についての本を5冊紹介しました。さらに8月末にはNHKEテレの「バリバラ」で、HSCに関する特集も組まれました。... -
子どもが「ひといちばい敏感」だと気付いたときに手にしたい、HSCブックリスト
3回に分けてご紹介している「HSPブックリスト」。今回は「HSC」に特化して5冊取り上げます。 HSCとは、Highly Sensitive Childの略称で、人一倍繊細で敏感な特性を持つ子どもたちのことを指します。僕自身もこのHSCに大きく当てはまる子ども時代を過ごして... -
自分の敏感さに気がついたら手にしたい、HSPブックリスト【Part3】
先週より順次投稿しているHSP(Highly Sensitive Person:過度に敏感な特性を持つ人)について書かれたブックリストの3回目です。このブックリストでは、ある共通点をくくって5冊ご紹介します。いったいどんな共通点があるのかは、この記事の最後で解説し... -
自分の敏感さに気がついたら手にしたい、HSPブックリスト【Part2】
先日投稿した「自分の敏感さに気がついたら手にしたい、HSPブックリスト」。とくにFacebookにおいてたいへん大きな反響をいただき、過度に敏感な特性であるHSPについて知りたいと思っている人の層がここまで厚かったのか、と改めて驚き、これは早くレビュ... -
自分の敏感さに気がついたら手にしたい、HSPブックリスト【Part1】
過度に敏感な特性を持つ「HSP」の人たちの存在が徐々にクローズアップされています。最近では全国各地でHSPの当事者による集まりや広報活動も活発化してきています。 僕もHSPの当事者としてこうした集まりに参加するようになりましたが、毎回「ここならば... -
「他とは違う子の親になるなら、他とは違う親になる覚悟が必要です」
この世の中は、どうも「普通」という2文字をもってみんなと同じであることを強要したり、自分や周囲の意に沿わない人たちを排除してしまうような、そういう雰囲気があるように感じられます。 たとえば、働き方。 僕の場合はそれができなかっただけで、生ま...