<昼TRY部徒然日記> カタンブーム再燃なるか!?

こんにちは、スタッフの得津です。生徒たちと過ごして、スキマ時間に面談や授業準備、事務作業をしていると、なかなか落ち着いてフリースクール昼TRY部の様子をお伝えできないので久しぶりの徒然日記になってしまいました。
昼TRY部には大小合わせて20個以上のボードゲームやカードゲームがあります。
その中でも初期から人気のあったボードゲームが「カタン」です。
カタンは、4人のプレイヤーが順にサイコロを振り、出目に応じた資源をもらい、資源をつかって自分の領土を拡大していくゲームです。相手プレイヤーと資源の交換を交渉したり、領土を広げかた次第で勝ち筋が変わったりと自分で考える要素もあれば、すごろくの出目次第では何もできない時間が続くなどラッキー要素もあります。
ですから初心者でもある程度戦えるのがこのゲームの面白いところです。
ただ、一ゲーム終わるのに1時間くらい掛かるので、終わる頃にはくたくたになってしまうゲームでもあります。
これまで昼TRY部では二度のカタンブームがありました。
一度目は昼TRY部がスタートしてまもなくの頃です。
この頃はボードゲームの種類も少なくて、カタンくらいしかない状況でした。
二度目は8ヶ月くらい前でしょうか。2018年の秋頃に二度目のブームがやってきました。
昼TRY部がスタートしたばかりの頃と違って、生徒が10人ほどに増えていましたのでカタンを2セット使って、2グループが同時に遊ぶときもありました。
ある日のことです。
せっかく生徒が増えたことだしみんなで遊べるようにと、代表が気を利かせてカタンの拡張キットを買ってきました。ゲームのステージを4人から6人まで拡げることができるセットです。
生徒たちのテンションも上がり、早速いまのカタンに拡張キットを組み合わせて、ゲームを始めました。ふり返れば、拡張キットを取り付けてゲームを始めようとした瞬間が第2次カタンブームのピークでした。
6人でプレイするカタンはとにかく時間がかかりました。4人だと1時間だったのが、なんと2時間。中盤になると、誰でもいいから早く勝ってくれという空気の中、サイコロを振り続けます。
通常のカタンで遊んでいたときは疲れるけど楽しいというイメージを保っていました。疲れはするので、テンションが低い日や他のボードゲームが流行っているときは選ばれないときもありましたが、楽しいイメージは残っていました。
しかし、拡張キットをつけて遊んだことでカタンは疲れるというイメージが生徒たちの間で決定的なものになってしまいました。こうなると、もう選ばれません。「カタンやる?」と声をかけてみても、「えー、疲れるからイヤや」と言われておしまいです。こうして二度目のカタンブームは終わりをむかえました。
そんなカタンですが、三度目のブームを迎えそうな兆しが見えてきました。
今年(2019年)の3月ごろに新入生が加わり、彼がボードゲームをまとめている棚から見つけたんですね。
「カタンって何ー?」
「疲れるからやめとき!」という以前からいる生徒たち。
「久しぶりやし、やってみる?」とそそのかす大人。
結果、「じゃあちょっとやってみようかな」と新入生が言ったので数ヶ月ぶりにカタンが机に広げられました。
さすがに拡張キットを使うと時間もかかるし、クタクタになるので通常の4人バージョンで遊ぶことにしました。大人(ぼく)1人と新入生3人ですの4人です。
面白かったのが、「やめとき」と言っていたはずの生徒が新入生のアドバイザーに就いていたことです。初めて遊ぶので、ぼくが領土の広げかたや資源の使いかたをレクチャーしていると横から「聞かんほうがいいで!それ、得津さんの策略やで!」と茶々を入れてくるんです。
ゲームが進むにつれて茶々入れがヒートアップしてきます。
資源には木材・レンガ・麦・羊・鉱石の5種類があるのですが、木材ばかりが手元に集まると「もう長野県と一緒やなー!」とか、羊ばかりになると「ブレーメの丘やん!」とか好き放題に言ってきます(笑)
新入生にとってはそれが面白かったようで、一度だけで終わらずに「またカタンやろー」とみんなを誘ってカタンで遊ぶことが続いています。
果たしてこれが三度目のブームになるのでしょうか。
個人的には盛り上がりつつある、今の時期くらいが一番いいのですが。
フリースクール昼TRY部では新入生の入会を受けつけております。
昼TRY部は月・水・木の10時~13時まで開講しており、現在は各曜日3名ほど受け入れられる状況です。対象は小5~高3まで。
入会の前にまずは面談や体験から始まります。
その他の詳しいことはHPをご覧ください。