フリースクールで性教育について話しました

こんにちは、フリースクール昼TRY部スタッフの得津です。
先日の6月22日(木)から6月27日(火)までの4日間、昼TRY部の生徒たちに性にまつわるお話をしました。
学校に通っていると、保健の授業などで性にまつわる話を先生や講師の方からされる機会があるかと思います。しかし、昼TRY部に通っているような、不登校傾向の生徒や通信制高校に通っている生徒は性に関する知識を習う機会があったかどうか怪しく、知らず知らずのうちに間違った知識を得ているかもしれません。だからこそ、昼TRY部でも一年くらい前から性教育の時間を作りたいと思っていました。それがようやく今年実現しました!
どのような形にするか悩んでいたのですが、『おうち性教育はじめます 思春期と家族編(KADOKAWA出版)』を参考に実施しました。こちらの本は、別の事業で関わりのあった図書館司書のかたに教えてもらった本です。性に関する知識、自分を守るための心構えなどが、マンガ形式でわかりやすくまとめられています。
この本の中から主に次の4点を参考に、生徒たちに性のお話をしました。
1、プライベートパーツについて
2、バウンダリー(境界線)について
3、「NO」を伝える、「NO」を受け入れる
4、思春期特有の不安/外見とコンプレックス
昼TRY部には、毎日の活動の中に「プチ講義」の時間があります。プチ講義では、バイトの体験談や生活習慣の整え方、趣味の話など、生徒の様子や関心に合わせたテーマを15分ほど話します。普段は、関心を持ってもらえるようにクイズ形式にしたり、チェックリストを活用したりすることもありますが、今回は15分まるまる講義。
生徒たちも、「あ、今日は真面目な回だ」と言っていました。
一年前から性教育について話をしたいと思ってはいましたが、葛藤や恥ずかしさ、何をどこまで伝えたらいいんだろうという悩みもあり、踏み出しにくい気持ちもありました。「え、そんな話は聞きたくなかったな」と生徒たちから思われたらどうしようという不安もありました。
ですが、何もしないままだとネットやSNSで知った誤った知識を正しいものだと思うかもしれません。恋人ができたときにお互いを大切にできないかもしれません。正しい知識を身につけて、自分も相手も守れるようになって欲しいという願いを込めて、今週のプチ講義では性にまつわる話をしました。性教育は今回限りで終わるのではなく、引き続きおこなっていくつもりです!
フリースクール昼TRY部では新入生を受け付けています!