
はかせ〜、自己肯定感とか自尊感情ってなんなの?

自尊感情も自己肯定感も意味は一緒で、“良い所も悪い所もかけがえのない自分だと受け容れる気持ち”のことだよ。

ああ、それって自尊心ってやつでしょ?

自尊心は、自尊感情とは少し違うんだよ。自尊心は、高すぎると問題だけど自尊感情は高くても問題ないんだ。

自尊心は、高すぎるとダメなの?

ダメではないけど、人を見下したり、自分勝手になってしまうこともあるんだよ。

ああ、ライオン君がそんな感じだ。じゃあ、自尊感情は高かったらいいんだね?

そうだね。ただ自尊感情は揺れ動くものなんだ。わにくんも自分に自信が持てないときもあるでしょ?

うん。背中に鳥が止まっているとき、なんだか情けなく感じることもあるよ。でも日によって変わるなぁ。

そうなんだよ。自尊感情は気持ちによっても左右されるし、子どもの場合は思春期がとても影響するんだ。

どういうこと?

思春期は、心の成長する時期。カラダが先に成長することで、心がついていけない。結果的に精神的に不安定になり自尊感情も低下するんだ。

ふ〜ん。それは、いいこと?

それは仕方ないんだ。ワニくんは陸上で歩くことができないでしょ?それと一緒で思春期に自尊感情が下がってしまうのはそういうものとして考えればいいんだよ。

じゃあ、低くてもいいんだね。

大事なのは、出来るだけ大きく下げないこと。そして、下がったとしてもすぐに上げることだよ。

自尊感情が揺れ動くのは仕方ないけど、出来るだけの揺れ幅を狭く、期間を短くすることが大事なんだね。

そういうことだね!

でも、そもそも自尊感情が低いことのなにが問題なの?

いろいろ問題はあるんだけど、一番の問題は“心がしんどい”ってことなんだ。

心がしんどい?

誰でも自分は他の人よりも優れているって思いたいよね?でも、自尊感情が低い状態だと自分に自信が持てないんだ。
「自分なんてダメだ」「自分はみんなよりも劣っている」「どうせなにやってもうまくいかない」と思ってしまう。
「自分なんてダメだ」「自分はみんなよりも劣っている」「どうせなにやってもうまくいかない」と思ってしまう。

うわぁ、そんな風に考えていたら生きるのしんどそう。

そうなんだ。自分がダメだと思っていたらどんなことも“やりたい”とも思わないよね?なにより、そう思っている子ども自身がとても辛い思いをしてしまう。

しかも、そんなこと考えているってなかなかわかんないし、悩んでるとも思わないんもんね〜。

心は目に見えないからこそ、なかなか気がつきにくいんだ。本人もそれで苦しんでいるって自覚していないこともあるからね。

だから、自尊感情が低いことが問題なんだね。

他にも、いじめをする子は自尊感情が低い傾向にあるんだよ。

そうなの?自信満々でえらそうにしているから髙いように感じるんだけどなぁ 。

自信がないから自信があるように見せるし、見下す相手をつくることで「自分は大丈夫」と思い込もうとしているんだ。

だから弱いものをいじめるのかぁ 。

そうやって自分の精神状態を安定させているんだ。

はかせ、ありげーてー話どうもありがとう。

無理にアリゲーター(わに)をかけなくていいんだよ。。。苦笑

わにとしたことが。。。。

わしとしたことがだろっ!!!もういいよ!
「勉強のやる気 編」に続きます。
『ワニでもわかる自己肯定感(自尊感情)② 〜勉強のやる気 編〜』
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] (今までの記事はこちら) 1回目 「なにが問題?」ワニでもわかる自己肯定感の講座 […]