【9.23 不登校のおはなし会レポート】「普通になりたい子ども」と「学校へ行かないことの認めかた」

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先日の9月23日(土)に、「不登校のおはなし会in滋賀 第3回」をおこないました。

 

今回は大阪の四條畷市で不登校の親の会「そらいろ★なわて」を主催されている園田さんをお招きして、お子さんとの関わり方や親の会をはじめたキッカケなどをお話いただきました。

人数が少ないからこそ、普段はなかなか話題に出せないようなトピックについても話をすることができた濃密な2時間半。その中心となったのは、「普通になりたい」と願う子どもの気持ちと、子どもが学校へ行かないことをどう認めるかでした。

 

園田さん:子どもが中学校から不登校になりました。私は普通に学校へ行けてたんで、学校へ行かないということが理解できませんでした。だから、当時は学校に行かないことを怒っていました。喧嘩することも多くて、イライラした気持ちがどんどん溜まっていくんですよ。もうこのままだと自分が大変なことになると思って、不登校になってしばらくしてからフリースクールや親の会など、自分の気持ちを話せる場所を探すようになりましたね。

 

園田さん:中学生になったら、子どもの友だちと会うことも減るじゃないですか。でも、会うときはあるんですよね。そのときに普通に学校に行っている友達がすごくまぶしく見えるんです。羨ましいなぁ。なんでうちの子はこの中にいないんだろうって。

 

園田さん:近所の人にあったときも、中にはうちのことを知っている人もいるから、「大丈夫?なにかあった?」とか聞かれるんですけど、そんな風に聞かれるのもすっごいイヤでしたね。

 

参加者さん:わかります。それ、すっごく。隠しているつもりはないんですけど、なんとなく話題にしてほしくないんですよね。

 

園田さん:そう!いろいろ言われるのもめんどくさいし、みんな自分の子どものことで忙しいのに誰が理解してくれるねんって思ってました。

 

参加者さん:でも、最近思うんです。なんとなくでも隠そうとしてるのは子どものことを認められてないってことなんだなあって。うちは近所の人の暖かさに助けられました。

 

園田さん:うちは、先ほど話したようにフリースクールや親の会など、いろんな場所にでかけたからですね。調べてみたら学校だけが全てじゃないこともわかってきました。それで少しずつ、今の現実を受け容れるしかないなぁと思うようになりましたね。

 

園田さん:子どもは中3の夏休み明けから少しずつフリースクールに通うようになりました。進路も決まって、卒業式のときです。卒業文集をもってかえってきて、子どもが書いたページを開くと「普通になりたい」って書いてあったんですね。

 

参加者さん:うちの子も同じこと言ってました!

 

園田さん:これを読むまで、子どもどんなことで悩んでいたのか全然わかりませんでした。そっか。この子も悩んでいたんだと。これまでは、それこそ普通になってほしいと思っていました。けれど、これを読んでから逆に普通じゃなくてもいいやん。今の状態も普通やんって思えるようになりましたね。

 

園田さん:子どもは、今は高校に通っています。学校に行けなかったときは、その時のことなんて全然話してくれなかったのに、今はぽつぽつ中学校のときの気持ちも話してくれます。「中学の時があったから、一人で行動できる。ほんまの自分はこうやねん」って言っています。

 

 

いかがでしたか。

 

私たちD.Liveの不登校の子どもたちと普段から関わっているので、「普通になりたい」と書いたお子さんの気持ちがよくわかります。学校にいけていない子どもたちは、なかなか言葉にしませんが劣等感を感じています。

他の子どもは当たり前のように学校に行けているのに行けない自分はダメなんだと思っています。
じゃあ行けばいいと思うでしょうが、そんな簡単な話でもありません。

 

いろんな気持ちがからまって動けないのです。

 

 

また、今回は「どのようにして子どもを受け容れるのか」ということも話していただきました。不登校の子どもは学校に復帰することがゴールじゃない。登校刺激を与えず、学校に行かなくていいと言ってあげると子どもはすごく気持ちが軽くなるという話は、よく聞きます。不登校に関する書籍でも、この主題で書かれている本が多いです。

 

しかし、保護者さんのホンネとしては学校に行って欲しいし、学校へ行かなくていいというのは本当に勇気のいることでしょう。その乗り越え方を園田さんは、外に出ることだと示してくれました。

 

もし、不登校の親の会などのような場所に行ったことが無い方は、まずはお近くの会や場所へ行ってみるのはいかがでしょう。当然、自分に合う・合わないはあると思います。ですが、一人でもんもんと悩みつづけるよりも外に出た方が、少しでも自分の気持ちが落ち着くのではないでしょうか。

 

 

次回のお知らせ

不登校を経験した大学生と話す、”子どもの勉強・進路・将来”
〜第4回 不登校のおはなし会 in 滋賀〜

 

イベント詳細

日時  10月15日(日) 14:00~16:30

参加費 1000円

プログラム

・自己紹介
・大学生さんたちのお話  不登校だった時の気持ち/立ち直ったキッカケ/将来について考えていること etc.
・質問タイム
・参加者みんなで話す時間
・ふり返りやアンケートなど

 

◆ 話題提供

関西の大学生さん数名にお越しいただく予定です。
詳しいプロフィールなどは、お申し込みしてくださった方にご紹介いたします。

当日は、「マンダラトーク」という参加型の対談形式で、
みなさんが関心のあるテーマを中心にお話を進めていきます!

 

定員  10名程度

会場  コワーキングスペースMaghouse
(JR瀬田駅最寄り)
アクセスはこちら

 

お申し込み

・メールでのお申し込み

件名を「10/15 不登校のおはなし会参加」とし、

本文に、お名前・ご住所・ご所属・ご連絡先を明記のうえ、info@dlive.jp にメールをお送りください。

※こちらからのお返事が届かないケースが増えております。迷惑メール対策をされている方は特に、info@dlive.jpのメールが届くよう設定をお願いいたします。

主催

NPO法人D.Live

お問い合わせ先

info@dlive.jp

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。