クリスマスブーツギャラリーで福島県の伊達市へ僕は明日行く。

これは、まだ僕が大阪に暮らしていたときの話。
(今からちょうど5年前)

出会いは、たまたまだった。

Twitterで「草津でフリーペーパーを作る教室をします」と書き込んだ。

すると、1人のかたから「商店街でおもしろいことをしようと思っています。なにか一緒にやりませんか?」と連絡があった。

早速、草津市まで赴き、お話を伺う。

商店街として、もっとたくさんの人に知ってもらうようなことがしたい。
フリーペーパーを作って、なにかできないか?

というような趣旨だった。

まだ、NPO法人も立ち上げていない、任意団体の自分。
草津市に“草津温泉”があると思い込んでいたとき。

正直、自分なんかがおこがましいというヨソモノ感を強烈に感じながらも企画を提案。
小学生が商店街を取材して、それを記事にしてフリーペーパーを発行するというものだった。

せっかくなので、表紙には商店街の人々の写真を使用。
1件1件、尋ねていって写真を撮らせていただく。

草津という土地を少しずつ感じていくことになった、ほんとうにキッカケ。

そうやって、『草津子ども発見隊』という冊子が完成。

img_6034

プロジェクトが終わったあとに、商店街のかたから相談を受けた。

「クリスマスブーツは、草津が発祥。これをもっと多くの人たちに知ってもらいたいし、子どもたちに向けてなにかイベント的なことができないか?」と。

ただイベントをするだけではつまらないし、子どもたちも参加するような形にしたものをつくりたい。
そうやって企画したのが、“クリスマスブーツギャラリー”だった。

 

今年でもう5年目。

年々、マスコミの取材も増えてきている。

はじめは100個のブーツでも売るのに苦労していたのに、今では300個でも数日で完売するような人気イベントになった。
リピーターの人も多く、子どもたちが作るブーツは年々クオリティが上がっている。

常々思うことだけれど、なにかをするのは初めることも大変だけれども、それと同じくらいに続けることも大変。

商店街の方々は、たくさんの作業に忙殺されながらも、このイベントを何年も続けてこられている。

僕はお手伝いをすることくらいしかできなくて、ほんとうに頭がさがる。

プロジェクトに関わっていて思うのは、1人や1団体で出来ることなんて限られていて、ほんとうにたくさんの人たちが関わることによって、ステキなイベントや企画はできあがるってこと。

いろーんな人たちによって支えられて、このイベントは支えられている。
そして、年を経るごとに規模が大きくなっている。

今年は、なんと草津市の友好都市である福島県伊達市ともコラボをおこなう。
同じイベントを伊達市でもおこなうのだ。

2016-11-11-22-26-27

 

2016-11-11-22-31-17
「クリスマスブーツ」笑顔と交流の輪 滋賀・草津と福島・伊達

 
明日(11月12日、13日)に、僕は小学生の親善大使を連れて伊達市へ行く。
草津へ来てはじめて立ち上げたプロジェクトが今になっても続き、ついに県外、いや関西を飛び越えて大きくなっているのはただ、ただ嬉しい。

正直、僕はほとんどなにもやっていないので、ただただ商店街の方々への感謝だけなんだけれども。

人生初の福島県。

どんな出会いがあるのかたのしみ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

目次