子育てをするときに気をつけたいたった1つのこと

D.Liveでは、自尊感情を高めることをすごく大切にしています。
けれど、自尊感情という言葉はあまりなじみありませんよね?
自己肯定感とも言われるのですが、自尊心とは少し違います。

『自分をあるがままに見ること』などと言われますが、自分の良い面も悪い面も全て受け止められること。
それが、自尊感情が高い状態です。

ナルチズムとは違い、良いところだけでなく悪いところもきちんと見るのが自尊感情です。
自尊感情が低いと自分に自信を持つことが出来ません。

自尊感情の構成要素は4つ。
1 周囲から愛され包まれている「包み込まれ感覚」
2 友達と話が通じるという「社交性感覚」
3 自分は頑張ることができる人間だという「勤勉性感覚」
4 自分のことが好きだという「自己受容感覚」です。

この中で全ての素地となるのは包み込まれ感覚です。

‘まなざし’などとも言われますが、温かく見守る事。
それが包み込まれ感覚です。無条件の愛とも言えます。
イメージは、ちびまる子ちゃんの友蔵(おじいちゃん)です。
まる子がどんなことをしても、おじいちゃんは温かく見守ってくれます。
そこに才能や結果は関係ありません。
どんなことをしても、おじいちゃんがまるちゃんを優しく受け入れてくれます。

今は核家族化になり、親御さんが全ての役割を担わなくてはならないので大変です。
近所のおじちゃんやおじいちゃんも少なくなってきたので、子どもを温かく見守ってくれる人が周りにほとんどいません。
それが、今の子が自尊感情が低い原因の1つです。

子どもと接するとき、「包み込まれ感覚を育んでいるか?」と頭に入れながらお子さんに接してみて下さい。
褒める、叱るだけでなく、「ありがとう」と伝える、目を見て話を聞くなど出来ることはたくさんあります。

普段、バタバタする中で難しいこともあるとは思いますが、ぜひ心がけて見て下さい。

もしかしたら、今までと違う我が子の一面が見られるかもしれません。

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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