草津に子どもたちの居場所をつくろう!
もしかしたら,ずっとやりたかったことが遂にできるかも知れない。
僕は、高まる鼓動をおさえながらバイクにまたがった。
今日、行政のかたとお話していたときのこと。
「不登校や虐待されている家庭に対してなにかしたいんです」と、担当のかたはアツく語ってくれた。
行政としてなにかを始めるとなると、実験的なことや先進的なことはできない。
そのため、NPOなどの民でなにかできないか。
そんなお話をいただいた。
僕がずっとやりたかったのは、居場所づくり。
子どもは、一朝一夕で変わるものではない。
人がじっくりと関わり、その掛け合いの中で子どもは自分をさらけだし、一歩踏み出せるようになっていく。
川の水が石のカドを落とすように、時間をかけて子どもは大人に自分をさらけ出せる。
だからこそ、継続して関われる場所と思って教室の運営をおこなっている。
でも、教室もあくまでも関わりとしては点でしかない。
週に1回や2回の関わり。
もちろん、その中でも子どもたちは大いに変化をしている。
ただ、それだけではしんどい子もいる。
すごく時間がかかる子もいる。
はじめは全く心を開かないこともある。
教室だと、どうしても出来るだけ一緒に進めるという形になってしまう。
授業時間の中で出来ることは限られる。
だからこそ、居場所をつくり「いつでも来ていいよ」といった場所を作りたいなとずっと思っていた。
今回いただいたお話がどのようになるかはまだ未確定だけど、とことんやりたいことを拡げて、一緒に夢を語っていきたいなと思う。
毎日いろんなワークショップが開催され、ゲーム大会やカードゲーム、ボードゲームなんかを子どもと一緒にやる。
元気なシニア層の人たちも子どもと一緒に関わる。
勉強を教えるだけではなく、子どもにゲームを教わるかも知れない。
子どもたちと一緒にご飯も食べられる場所なんてステキだ。
子どもは、たくさんの大人や人と関わり、揉まれながら育っていく。
残念ながら今の世の中、子どもがいろいろな人と関わる機会が減ってしまった。
「こんな企画があるから行く」という子もいれば、「あのおっちゃっがおるから行く」でもいい。
「ひまやし、あそこ行っとく?」なんかでもいい。
灯台のように子どもたちが目印にして集まるような空間。
そんな場所を草津に作っていきたい。
さぁ、これから大風呂敷を広げるつもりで企画書を叩いてみよう。
楽しみだ。